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激坂をのぼるモビリティ探し ~熱海の崖に家を建てる【モビリティ編】

崖に家を建てる、ということは、外界とつながるためには崖を下り、崖を上る必要が出てきます。そんなモビリティ、車しかないなと思っていたのですが、夏休みに体験したアクティビティをきっかけに、電動アシスト機能付き自転車もありなのではないかと思い始めています。今日は、熱海の激坂を上るモビリティ、何にしようかという話。

熱海の崖に家を建てようと思います。
名付けて、熱海Case Study House。
自腹でケーススタディしながら、
今そこにある技術・アイデアを実装した
現代のCase Study Houseを目指します。


夏休みの体験

コロナな夏休み、ずっと家にいるのはつらいですよね。でも密は避けたい。
ということで、山荘(自宅)のそばにできた「トレイルアドベンチャー・フジ」に行ってきました。

電動バイクや電動アシスト機能付きマウンテンバイクにのって林間コースを走るというもの。私がお借りした電動バイクはこちら ↓ 

50歳すぎて、バイクは初体験です。
しかも、今回トライした電動バイクは立ち乗り。ずっと立ち乗りするには腹筋とバランスが必要。私、なかなかコツがつかめず、左腕を木に激突したり、結構苦戦いたしました。
それでも、ところどころうまく走れると嬉しくて、3周くらいまわったあたりからでしょうか、スピード感がちょっとやみつきになる。結構楽しい!

電動バイク目的で伺ったのですが、受付のおにいさんと仲良くなり、電動アシスト機能付きマウンテンバイクもトライさせていただきました。立ち乗りしないでよく、しかもアシスト機能がついているので、負荷も少なく扱いやすい。

心地よい汗と風とともに、ある種の達成感を感じる、大満足な夏休みアクティビティなのでした。なんでもやってみるものですね。

電動アシスト機能付き自転車

熱海は海からいきなり山になっているので、我が家から熱海の市街まで結構な坂となっています。先日土石流が流れ下った逢初川の地形断面の傾斜角度は約11%(100m進むと11mあがる)だったとのこと。たぶん、町中こんな勾配なんでしょう。

ちなみに、箱根駅伝の5区、箱根の山登り区間の平均勾配は6%。復路の難所、遊行寺の坂は4.65%。11%のヤバさ、伝わるでしょうか。

車でも、この坂、車で上がれるの?と思う激坂がたくさんあります。なにより熱海市には自転車屋さんが1軒もないのだとか。みなさん、自転車でこの町を移動することを諦めちゃっているんですね。

私も、熱海で自転車は無理だろうな、と頭から決めつけていました。
でも、鳴沢での体験は、私の心に1つの仮説を植え付けました。

電動アシスト付き自転車ならば、熱海の激坂も上れるのでは?

そう思ったら、実験したくなります。

世田谷の激坂を上ってみた

善は急げ、ということで行ってきました。
二子玉川のmotoveloさん。
おしゃれな電動機付き自転車がたくさん。

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店員さんに、①10%以上の熱海の坂を上りたい、②軽い自転車がいいのではないかと思う、と相談したところ、2台の自転車を試乗させてくださいました。

一つは、BESVのJG1。ロードバイクです。アルミニウム製で15.8㎏と軽く、タイヤが太いのでグラベル(未舗装路)もいけるし、電動アシストがついているので走り出しもよい。長距離もいける。

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もう1台は、tern社がBOSCHのユニットを採用したVEKTRON S10。BOSCHのドライブユニットモーターが「3軸センサーにより、1秒間に1000個の動きを測定」し、「最適なアシストでスピードをコントロール」してくれるとのこと。期待できます。

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二子玉周辺は、国分寺崖線のおかげで激坂の宝庫。二子玉川駅周辺から環八に向かう住宅地エリアで激坂をみつけました。

トライする激坂はこちら ↓ 激坂感伝わるでしょうか?

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気温36度8月の世田谷での試乗結果

トライした日は、8月下旬、終わって気温を確認すると36度。
そんな日だったのに、試乗後の感想は、風が気持ちよかった、です。

BESVのJG1は、ロードバイク初心者の私には正直難しかった。タイヤが大きいので、激坂上り始めのコントロールができませんでした。こちらにするならば、まずはロードバイクの練習からしないとです。

一方で、VEKTRON S10は言ってみるとママチャリ風なので、とても乗りやすかったです。タイヤも小さく、4つの運転モード、10段階の変則ギア、油圧ブレーキのおかげで、スイスイと激坂をあがったり、下がったりできました。

熱海の激坂も行けるかも?!

ワクワクは本物か?

通勤に使うとなると鞄の収納が必要です。↓ こんな感じに固定するみたい。タイヤの色、サドルの色も変えられるので、おしゃれ。しかも折りたためるので、雨が降った日はタクシーに乗せて帰ることもできます。

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いつもと違う風景を見ながら風を感じ、超ご機嫌で試乗から帰ってきたのですが、よく考えると、世田谷の国分寺崖線の坂は距離が短い。
熱海は市街地から家までずーっと上りです。タクシーで1500円くらいだから3.7kmくらいかな。この距離、ほんとに楽しいままで乗れるのでしょうか?1軒も自転車屋さんがない町をなめてはいけません。もうちょっと丁寧な検証が必要です。

熱海までVEKTRON S10をもっていって、熱海駅から自宅周辺まで試乗したい。

そういうサービスないかなと思ってググったところ、なんと!1泊2日のレンタルサービスがあるではありませんか!!

ということで、晴れた週末にVEKTRON S10で熱海の激坂を上れるか、ケーススタディをしたいと思います。

まとめ

夏休みの体験から、急遽、電動アシスト機能付き自転車に興味を持ち、激坂を上れるか、国分寺崖線の坂でケーススタディをしてみました。次は熱海の激坂でのケーススタディです。お楽しみに!


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参考資料

tern社 株式会社アキボウ(Tern Bicycles日本総代理店)「STYLE BOOK 2021」

BESVホームページ https://besv.jp/ (2021年8月22日閲覧)

トレイルアドベンチャーホームページ https://trailadventure.jp/(2021年8月22日閲覧)

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