現地集合現地解散の旅のススメ

「旅は道連れ世は情け」

僕は旅行が好きです。
旅先で見る風景、食べるご飯に地酒。
楽しいことが山盛りあって、基本二泊三日の旅が多いのですが、その日程で回るには時間が足りなくて仕方ないことが多々あります。

それは一人で旅をしていても感じることが多く、これが誰かと一緒だと余計大変なのではないかと思う事も多々あります。
けれど、誰かと一緒に行く旅というのも、すごく面白く楽しい事であることもモチロン知っています。

先に書いた、旅先で観る風景、食べるご飯に地酒。
この体験を共有出来てその場で感想を言い合えるし、なんならそれを肴に酒を飲むこともできる訳で。

旅行が好きです。
改めると、ひとり旅も誰かと一緒の旅も好き。

…そうだ、そうしたら両方取る事は出来ないかと。
両方取るにはどうすればいいのか?

簡単です。

現地集合現地解散スタイルを取ればいいのです。

これは現地集合現地解散の旅を改めて提唱する、そんな機会と捉えて形に残したいと思います。

旅のしおり
現地集合現地解散の旅に一番必要なもの。
それは何を差し置いても「旅のしおり」になります。
手の込んだものを作るのも楽しいと思いますが、行程さんのようなサイトを使う事で手抜きをするのも良いです。

大事なのは、旅の行程をみんなで共有することにあります。
行程を共有することで、観光の内容やご飯を食べるお店のイメージも合わせることが出来るので、何をしたいかを明確にすることが出来ます。

明確に出来れば、あとは無事に集まるだけです。

集合場所
現地集合現地解散の旅において、集合も一つ悩ましい所となります。
実際に立つ場所にするのか、はたまた乗る電車を合わせるのか。
そこを明確にしないと、集合する楽しみにブレが生じてしまいます。

以前、僕がこの旅を実行した時は北海道の余市へ行くというものでしたので、前乗りしている人に対しては乗る電車到着の15分くらい前に札幌駅ホーム集合としました。

当日、北海道入りする人に対しては、始発駅である空港から電車に乗れますので、自分たちが乗る電車が空港を出る時間を逆算で調べたうえで、それに乗るようにお願いをしました。

こうすることで、スムーズに現地集合という形を取ることが出来るのです。

ただ、この時は札幌駅からちょっと離れたところに宿を取っていたメンバーがおり、寝坊して集合場所に間に合わないというハプニングもありましたので、そういう物も含めて楽しめる余裕は必要になってくるかと思います。

なお、寝坊したメンバーはバスで追いつくという強硬策を取り、本当の意味で現地集合となったことを付け加えさせていただきます。

ひとりの時間
今、集合についての記載をしました。

その中に、前乗りの人という記載をしましたが、ここがこの旅の肝であり、ひとり旅をする時間となるのです。
つまり、集合場所と時間を決めるという事は、その前までは一人行動できる時間になるので、ここで一人旅を満喫することが可能となるのです。

全体の集合時間までは、別に一人で過ごしてもいいし、さらに先に来ているメンバーがいれば合流してもよし。
自由気ままに過ごせる時間を捻出することが可能になるわけです。
これこそが現地集合現地解散の旅、最大のメリットと言えるのです。

みんなの時間
現地集合を果たしてしまえば、あとはみんなで和気藹々と旅を全力で楽しめばいいのです。

みんなで共有する時間、ご飯、酒。
どれも楽しいものばかりです。
全部が楽しい思い出となります。

何故なら、気の置けない仲間とじゃないとこんな企画は出来ないからです。
初めましての人がいても良いですけど、その時は出来ればその人を込みで前乗りしておいて交流する時間を作るべきだと思います。

ただ、この時も自分がご飯を食べに行きたいお店でご飯を食べるとか、そういう楽しみを放り込んでおくことが出来るのです。
この点だけに限って言えば、一人では行きづらいお店に行くチャンスがあるという事にもなります。

自分が行きたいお店を自分は密かに楽しみ、更には仲間と一緒に楽しみ、交流するというのも楽しみにつなげられるので、存分に時間を作ることはメリットが非常に多いのです。

やりたいことを含みつつ、スケジュールを組み立てる。
ひとりの時間とみんなの時間を頭の中で組み立てる。
なんて楽しい時間なのだと思います。

解散の時
楽しい時間も、食事を済ませ二次会を終えたらさすがに解散となります。
翌日以降も残る人もいますし、帰る人も勿論いるわけでして。
余韻に浸る時間も大切な時間となるので、解散の時間はしっかりと決めた方がこの旅のスタイルでは、グッ!と締まります。

解散して、各々のタイミングで帰宅して、また地元で出会う。
この再度出会った時というのがすごく楽しいのですよ。

なんせ共通の体験をしてるの勿論のこと、旅先で集まっていたメンバーとそれが地元でまた集まっているという面白さ。
変な違和感が発生するのですが、その違和感が楽しくて仕方ない。
滅多に出来る形の旅でないからこそ、機会があればやって欲しいのです。

そんな旅のスタイルが現地集合現地解散の旅となります。

最後に
ここまでいろいろと書いてきましたが、この旅を一番満喫する為に必要な事を書きたいと思います。

それは「幹事」を務めることです!

幹事になることで、タイムスケジュールを組むときも、他の方の事を考えつつも自分の都合に合わせることが出来るし、一人で過ごす時間において、前乗りメンバーと交流するにしても、主導権を握ることが出来るので、ひとり旅の延長線上で物事を考えることが出来ます。

色んな旅の楽しみ方がある中で、現地集合現地解散というのは、おそらくマイナーな楽しみ方だと思います。
何より面倒だから、人を集めにくいという側面もあります。

そんなマイナースタイルだからこそ、ひとりの時間もみんなの時間も捻出できる形の旅だと思うので、是非、皆様も機会があれば試してみて欲しいと思います。

まあ、幹事やると倍は疲れますけども。

とはいえ、楽しい時間をしこたま過ごすことが出来ると思いますので、このスタイルをこの場を借りて提唱させて頂きました。

是非一度お試しあれ!

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