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5/18 vsレッチェ(アウェイ)

アタランタ総評

 ターンオーバーはしつつもCL権を確実にするべく戦力は残して挑んだ。序盤はサイドから、途中からは中央のスペースを狙って攻めたいた。時折ボンファンティの背後を狙われカウンターを仕掛けられるもムッソ、ヒエン、ザッパコスタがカバーしピンチを回避した。ボランチにエデルソン、デローン、コープマイネルスが不在だったためか中盤でのパス回しにスムーズさが欠けているようには感じた。スカマッカ、エルビラルの2トップは両社ともサポートではなくターゲットとしてのボールのもらい方をするため、PA付近で攻めあぐねるシーンも見られた。後半開始から主力2人を投入すると状況はあっという間に改善され2点のリードを得る。その後は攻めの意識を継続しつつも出場機会の少ない選手を起用しクリーンシートで試合を終え、3年ぶりのCL出場を決めた。

スタメン

ムッソ GK 7.0
 ピッコリの危ないシュートを3本セーブ。足元も安定していて正GKとしてでも遜色ないほどの活躍を見せた。

トロイ RCB 6.5 🟨
 怪我から復帰後初の先発でフル出場となったが、安定した守備からカウンターに繋げる働きで貢献した。

ヒエン CB 7.0
 ロングボールの対処、ボンファンティのカバー、最終ラインからの持ち運びで完成度の高いプレーを見せた。CKからのヘディングも惜しく、そろそろ1点が欲しい。

ボンファンティ LCB→LWB 6.5
 セリエA初先発。前半からレッチェに裏を狙われシュートまで持ち込まれてしまうが、徐々に順応しデュエルでは引けを取らず、シュートブロックも見事だった。後半からおそらく未経験であろうLWBに移動させられるもなんとか対応し、見事なクロスも披露。疲労か怪我により続行不可能となったが、初先発にしてはかなり上出来だっただろう。

ハテブール RWB 6.5 🟨
 派手な持ち上がりはなかったが、ランニングなどで味方の攻撃をサポートした。守備対応も良くコンディションがかなり戻ってきているように感じる。

スカルヴィーニ DMF→LCB→DMF 6.0
 今シーズン初のボランチ起用に最初は戸惑いパスががズレ、ボールロストする場面も見られた。後半からLCBに変更になり本来の姿を取り戻し、先制点も彼のクリアからであった。その後ボランチに戻されるもスペースを探しよくボールを受けていた。

パシャリッチ DMF 6.0 🟨
 相棒がデローンやエデルソンでなかったせいか頻繁にはゴール前に顔を出せず、良さを発揮しきれなかった。前半のエルビラルのパスからのシュートは決めたかった。

ザッパコスタ LWB 6.0
 エルビラル、スカマッカのサポートが少なかったのもあり、活発なサイド攻撃は行うことが出来なかった。カットインからのシュートはらしさを見せた。

ミランチュク OMF 7.0 👟
 相手DFとMFの間で度々ボールを受けてチャンスにつなげていったが、やはりフィニッシュの力が足りなくゴールには至らなかった。CKの精度は非常に高く後半のアシスト含め惜しいボールを何度も放り込んだ。

エルビラル RCF 5.5 🟨
 トラップが落ち着かずボールロストが目立った。パシャリッチへのラストパスは良いパスだった。

スカマッカ LCF 8.0 ⚽️👟
 前半から創造性の高いポストプレーや積極的なシュートで好調ぶりを発揮していた。後半は独壇場となり、トラップからのワンタッチでアシスト、異常な高さからのヘディングでのゴールとコッパイタリア決勝に出られなかった悔しさをぶつけた。

途中出場

デケテラーレ RCF 7.0 ⚽️ 46min⤴
 スルーパスに抜け出しガッロをブロックしながらのループシュートで貴重な先制点を記録。スカマッカが交代した後もなんとか少ない人数で攻撃を成立させていた。

エデルソン DMF 7.5 46min⤴
 コンディション調整のため後半からの出場となったが、スムーズなパス回しと的確なカバーリングで中盤に安定感をもたらし、自身の存在の重要性を示した。

ジムシティ LCB 6.5 62min⤴
 途中出場ながらパスカットとタックルで守備に安定感を与えた。

アドポ OMF 6.0 68min⤴
 細かいタッチのボールキープと広い視野で中盤のつなぎ役をこなしたが、ゴール前でのアイデアに欠け得点チャンスは作れなかった。やはりボランチが適性のように感じたがガスペリーニは致命的なミスを警戒して起用をためらうか。

バッカー LWB 5.0 75min⤴
 やはりポジショニングに迷っていて、チームで一人浮いていた。

レッチェ総評

 すでに前節で残留を決めていたため余裕を持って試合に挑む。最終ラインを低めに設定し堅い守備からロングカウンターを狙った。カウンターの場面ではピッコリとクルストビッチを中心に少ない人数で攻撃を完成させ、可能性を感じさせた。後半一瞬の隙から2点リードを奪われるも、その後は攻撃のギアが上がらず敗北に終わる。ハーフタイム含めスタジアムのレッチェを応援する雰囲気はいいように感じた。

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