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Kapspergerテオルボ曲集第1巻。技術が上がればできることが増えて楽しくなる

テオルボ曲の中ではたぶんよく知られているであろうアルペッジャータが入っている《キタローネのタブラチュア集第1巻》(1604) は、1回か2回通しで弾いて、後半の舞曲は原曲のオスティナート・バスはバロック・ギターの曲でもおなじみでも、それ以外は何だかよくわからなくて難しい…であまり弾かずにいました。

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かなり年数が経った第4巻 (1640) は短い前奏曲集があったり、後半にたくさん小品があったり、易しいとはいえないにしてもとっつきやすい感じになっているので、第4巻ばかりからセレクトして弾いていました。

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後半に教則本の要素が入った第3巻 (1626) もなかなか面白いです。

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という感じで、第1巻はアルペッジャータを取り上げて人前で弾いてみたもののあまりうまくいかずに、それ以外は弾かずにおいていました。

今後、歌曲も含めてKapspergerばかりでプログラムを組む可能性もあるので、ソロ曲も少しでも増やしておきたいと思って、第1巻に再チャレンジ。

弾きだして見ると、冒頭のトッカータは3連符が多くてなかなかのとっつくにくさですが、次のアルペッジャータのあとの曲が結構面白いなと感じられるようになっている不思議。

前回練習したのがかなり前で、その後通奏低音の本番をかなり経て、ソロ曲も本番に入れるようになって、レッスンも受けたりする中で、できることが増えてきて、タブラチュアから音の流れもだいぶつかめるようになってきたこともあるのか、今は何を弾いても楽しという感じです。

6曲あるトッカータの中では、第4のリズムが面白くて結構気に入ったので、少し弾き込んでいます。

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技術が上がれば、できることも増えて、楽しさも増えるので、その良い循環を続けていければと思っています。

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