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私と一重まぶた

目元周辺について記録するにあたって、自分のコンプレックスについて記録したいと思います。めっちゃ長くてこれ、前編です。

1.幼少期

小さい頃からなぜか写真が得意ではなかったように思います。記憶にない頃の写真を見ていると、子供らしくにっこり自然に笑っているものが多い気がします。

が、物心ついたあたりから、割と暗い表情のものが多い。

1つ記憶にあるのは、「あんた、ものもらう時しか嬉しそうにしないね」という親からの一言。いつかの誕生日だったと思います。親からしたらなんの気なしに発した、何気ない一言だったんだと思います。でも自分としては結構ショックで。20年以上前のことなのに、めちゃくちゃハッキリと覚えています。

で、ひねくれた私は、「そっか、物貰うのに嬉しい顔出したりしたら卑しいってことね。じゃあ嬉しい時も隠すべきなのか。無で生きるか」と、謎の理解。可愛げのない子供誕生です。

「もっと感情を出していこう」と思えたら良かったのですが、、、

2.容姿の差についてはじめて考えた出来事

上記の謎理解の末、感情表現や写真が苦手だった私。小学生、中学生の頃はなかなかのいじめにあいます。小学校高学年から中1くらいまでかな?

別にブス、やらデブ、と言われたわけでもないし、外見でいじめられたのではなく、卑屈な態度と無愛想な感じが原因だったのかなあ、なんて、今では冷静に分析してます。

周りを見回すとなんかキラキラした「いじめられてない子達」羨ましかった。

この頃のことで覚えているのが、小5であった宿泊訓練。写真屋さんが付きっきりで1週間、思い出を残していくわけなんですが、その写真屋さんがなんでか女子たちを大きいお花の横に立たせて、「おー綺麗よー」といって今で言う映えーな写真を撮ってたんですよね。次から次へと。でも自分の横にいた仲良しの友達には声がかかったのに自分はほぼ無視。友達と2人で撮った後、じゃあ君一人で、と友達のソロショット。私は何故かおっさんに「見てごらーん。綺麗だよねー」と言われつつ、おっさんのカメラのファインダーを覗いていました。当時11歳かな?「なぜ私はカメラの向こうにいけないのか」疑問に思った出来事でした。(写真屋さんのカメラなら素敵な写真を撮ってもらえると信じてたのに、、、)

ただ、出来上がった写真を後日見て納得。友達はにっこり笑ってて可愛い。なのに、横の私はどう見てもちょっと不気味。そーいうことか。そりゃ友達のソロショットはあるわな。と思いました。容姿って大事じゃない?と思った最初の出来事だったかもしれません。

3.見た目ってめっちゃ大事やんと考えた中学時代

中1序盤まで、割といじめにあっていました。靴隠されたり急に後ろから飛び蹴りされたり、ペン拾ってあげたのに顎にパンチをくらったり、、、ひどい。

が、ターニングポイントがここで。中1の夏休み寸前の週末に、なんでだったかストレートパーマをあてたのです。別に天パでもなんでもなかったのに、、、笑

が、見た目は劇的に変化。元はお手入れ不足の伸びたショートカットだったんですが、サラサラのストレートの、ショートボブになりました。後ろから見たらもはや別人。はい、テンション上がりました。

ちょっと照れくさい気持ちで、終業式のために登校しました。思えば、いじめられっ子だったのに、なんでそんなに思い切ったのか笑

で、どうなったか。そりゃもう話題騒然でした。同じ小学校だったいじめっ子たち、休み時間に見に来ましたから。で、先生に目をつけられ、家庭訪問が執り行われました。でも、普段真面目で勉強もがんばっていた私。見た目も清潔感が増して、良くなったと言わざるを得ない状況から、先生も訪問してきたものの「まあ可愛くなったんですけどね」なんて言ってました。という事でほぼお咎めなし。

結果、髪型のことを機に話しかけてくれた子がたくさんいて、友達が増えました。おかげで今でも連絡取り合えるくらいのお友達に会えました。

で、確信したんですよね。見た目ってめっちゃ大事じゃないか。と。 

4.顔面コンプレックス

さて、サラサラストレートヘアを手に入れて、少し遅れて友達が出来た私。少し遠出して、お出かけする事が増えました。

時はプリクラ全盛期。プリクラ専門のビルがあったり、カップル以外男子禁制プリクラコーナー、コスプリ(コスプレ衣装が置いてある)、なんと懐かしい響き。

何か用事を見つけて街に出向き、さっさと用事を済ませてゲーセンへ。大人数で行けば色んな組み合わせで撮ったりして。ほぼプリクラを撮るために出かけていたようなものでした。

プリクラは好きでした。撮るのも楽しいし、時間制限の中でどれだけ可愛くラクガキするか考えたり、プリクラコーナーのベトベトのハサミで切って分けっこしたり、、、今思い出しても楽しかった。

でも帰って見返したり、プリ帳に貼ったりしながら、(うわーこの私、可愛くない)と考えたり、一緒に写っている他の子を見て、(かわいー!表情なのかな?光の当たり具合の差?)と悩んだり、、、ここで物凄い外見コンプレックスを培っていったと言っても過言ではない気がします。

この頃可愛いモデルさんの出ている雑誌を手にします。で、色んな可愛い子を見ると、あることに気づきます。

あれ?目や鼻が自分とは全然違う。

モデルさんたちの目はプリクラに一緒に写って可愛らしかったあの子の目と似てる。目が大きいと可愛い?色が白かったり、鼻があまり強調されないのもかわいいのかも。

この頃のプリクラ、今とは全然違って盛れなかったので笑 目を瞑って小ささを誤魔化したり、見開いてみたり、クールな表情を作ってみたり、どアップにしてみたり、光で鼻を飛ばしてみたり...笑 少しでも可愛い友達の横に相応しくありたいと思って、コンプレックスを隠すべく、めちゃくちゃ試行錯誤してました。

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中学生までを振り返りました。

どんどん「見た目」が自分を支配していったんですよね。ただ、幼少期のことも嫌だったことは割とハッキリ覚えていたりして。




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