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雑感 2023/6/20 大嫌いが大好きに変わる瞬間

ということだったわけですけど。
形になったものは、こんな感じでした。

うん。もちろん、欲しい。
金額も、もちろん安くはないけど、絶対に出せない、というほど金欠なわけではない。
けど、どこかの時点でなんか熱が冷めた。
分からん。何だろう。
確かに、アクスタ買ったからっていうのが、ないわけではない。
が、他の人の熱量を見ていたら途端に引いた、というのが近い。



私は、あのピンクのベースが大嫌いだった。
SOPHIAは、私が離れている間に、私に何の断りもなく、勝手に活動休止を決めて、勝手にラストの武道館公演を行っていた。
その前の「未来大人宣言」ツアーでのことは知らないが、その、活動休止前最後の武道館公演で黒柳が使っていたのが、このピンクのベースだった。

私は、そのことが信じられなかった。
なぜ、今まで使ってきたベースを置いて、新しいベースを使うのか。
SOPHIAとして歩んできた過去を捨てて、先に進もうというのか。

どうして? 今までの時間は何だったの?
黒柳にとって、これまでの相棒はもういらないものなの…?

裏切られたと思った。
捨てられたと思った。
黒柳の心は、もうSOPHIAから離れているのかと思った。
失望した。
悲しかった。
黒柳のことを嫌いになりそうになった。

…黒柳が当時何を思っていたのかを知らないのは認める。
ただ、私は、そう思ってしまった。


2022年、SOPHIAの復活が決まった。
黒柳がSOPHIAとして戻ってきて、再び、声を聴かせてくれるようになった。

復活宣言後、初のステージはMステだった。
そこで私が見たのは、あの、ピンクのベースだった。

少し、息を飲んだ。
あ、あれは、まだ持っていたんだ、と。
そう。黒柳が、持っていたベースを全て手放したようだという話は、そこかしこで聞こえていたし、積年の夢にチャレンジしているという話もまた流れていたから。
それを見て、私の意識は変わった。

そうだ。
黒柳は、9年間、ずっと、SOPHIAのベーシストだったんだ。

私は、黒柳がそうやってSOPHIAを大切にしてくれることが、とても嬉しかった。
黒柳が、一度見限ったら絶対に戻ってくるような人ではないことを知っているから。

黒柳は、ずっとSOPHIAを愛し続けてくれていた。
それが、この上なく嬉しかった。
…過去の自分が、少し恥ずかしかった。

そして、黒柳が手放したベースも、kageさんが一手に引き受けて、大切に手入れし、そしてまさにそのベースで、SOPHIA BASS COVERをやってくれていた。
それを知った時、ひどく安堵したのを、私は覚えている。

(この動画のコメント、比較的恥ずかしいこと書いてるので、そこは無視してください。)

kageさんは、これらのベースを大切に手入れしながら使って、SOPHIAが復活した暁には黒柳に返すのが夢だ、とコメントしていた。
恐らく、それはなさそうだけれど、kageさんと黒柳の交流はその後も続いているようで、こちらも幸せになる。

Mステ出演から数週間。
ついに、武道館公演。
この時点で既に、私はショッキングピンクを身に着けなればならないと心に誓っていた
というか、今ようやく思い出したが、黒柳は、noteを始めた9月の時点で、このピンクのベースを担いでいた。
たぶん、それを見た最初は、私も複雑な気持ちでいただろうが、いくつかの場面でそれを目にし、現金なことにすぐに虜になってしまったようである。
何と信念のないやつだ、私は。

…こんなもの見せられたら、信念なんて、吹っ飛んでも仕方がない。


そして、黒柳の、ピンクのベースへのこだわり。

そうか。これだけの思いを持って、黒柳はあのベースを作ったんだ。
だから、ずっとこれだけは手放せなかったんだ。
黒柳の、愛を感じる。


だから。
私は、ピンクベースのアクリルスタンドが絶対に欲しかった。

これを見て、若干の仕事を後輩に押し付けてまで、発売時間にスタンバイして、手に入れた。
もう、他人に見せびらかすくらい嬉しかった。

もっとも、いまだにデスクに飾られてはいないのであるが。


だめだ。
今回は、何が言いたいのか全くまとまっていない。
要するに、今回は私は見合わせるけれど、愛がないわけではない、ということ。

愛の形は、それぞれである。
これを欲しいと言わないからといって、私の彼への思いが薄いとは、死んでも思われたくない。
…これだけぐだぐだ話しておいて、そんなふうに思う人がいるとはとても思えないが。


それにしても。
今回のやつ、それなりにデカいよね。
アクスタは、たぶん6分の1スケールくらい(あたか調べ)。
それより一回り大きいってことだろうから。

ちなみに私は、武道館の時のピンクの弦がとても好き。
アクスタもそうだから、この上なく嬉しいのである。
今回も、再現度高しとはいえ、ナイロン糸に色を付けるのは難しそうだ。

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