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雑感 2023/7/26 何を見るのも、ライヴがいい。

私は、名古屋在住で、豊田スタジアム、パロマ瑞穂スタジアム(現在改築中)に年間5~6回は出かけ、グランパスのファンクラブにも入っている、鹿島アントラーズサポーターである。

…ん? 何かがおかしいって?

何もおかしくはない。
お得にスタジアム観戦をするには、そのスタジアムをホームとするクラブのファンクラブに入るのは必須である。仕方がない。




私がJリーグを見るようになったのは2003シーズンから。
スタジアム観戦は2004シーズンからだろうか。

初めて行ったスタジアム観戦は、記憶が定かではないが、恐らく瑞穂スタジアムでの名古屋-鹿島戦だと思う。

当時のお目当ては中田浩二。
試合内容も、どの席だったのかも、正直何も覚えていない。
しかし当時は、試合後、中田浩二見たさに出待ちをしていた。
豊スタでは、バスに乗り込む選手を運よく見られたこともある。
瑞穂で出待ちをしていた時は、グランパスの小川佳純が、スタジアムの目の前にある関係者用駐車場に出てきて、他の選手と同じようにそのまま車に乗り込むのかと思ったら、待っているファン全員と握手。
もちろん私もしてもらい、結果そっちのファンになってしまった、なんてこともあった。




名古屋に鹿島が来るのは、原則年に1回。
だからその都度、瑞穂スタジアムか豊田スタジアムに通っていた。
それを何年か繰り返した後、それでは飽き足らなくなり、遠征にも出かけるようになった。
ただ、行ったことがあるスタジアムは、そう多くはない。
カシマスタジアムに行ったのは一度だけ、それ以外は、静岡、神奈川、東京と大阪を中心に10か所程度である。

そんな中で、私がいちばん気に入っているスタジアムは、豊田スタジアムである。
地元贔屓だと言われるかもしれないが、そういう部分もあることは否定しないが、それでも、私は豊スタが好きだ。


豊田スタジアムの何が素晴らしいかというと。

とにかく、見やすい。

4階席の傾斜は、最大38度
上から見下ろしたり、移動するために階段を降りようとすると、転倒や落下の恐怖を感じる角度だ。
3階席でも、これに近い角度がある。
逆に言うと、足腰に不安があったり、小さい子どもを抱いたり、手を引いたりしなければならない場合は、移動に困難を感じるということでもある。
ただ、随所に手すりや柵があるので、多少なりとも不安は解消される。

そして、これだけ角度があるおかげで、前の人の頭が全く気にならない。
4階席だと、まるでテレビ中継を見ているような感覚で、ピッチを見ることができる。
それをよいと思うか否かは、人それぞれであるが、私はそれがお気に入りである。

もう一つ、豊スタの素敵なところは、その造形。
矢作川河畔に建てられたそれは、周囲に景観を妨げるものが何もない。
名鉄豊田市駅から、豊田大橋を歩いて渡っていると突如現れるスタジアムは、マストを立てた船のようでもあり、まさに圧巻である。
昨シーズンからか、スタジアム外周の上端にLED照明が設置され、グランパスの試合のある日は、スタジアムもグランパスカラーに赤く染まる。
気分が上がる、最高のスタジアムである。




さて。
先日、5月14日に行われた鹿島-名古屋戦で、初めて国立競技場に行った。
わくわくしながら場内に入り、席に着いて、発した第一声。

ここ、豊スタとそっくりじゃん。

ここ数年、豊スタでは3階席か4階席ばかりの私だが、せっかく国立に行くのだからと思い、比較的低層階の席を取っていた。
そして、国立にはトラックがあるが、豊スタにはない。
それでもそう感じたということは、国立は本当に見やすいスタジアムなのかもしれない。




もう一つ、私がひどく感動したスタジアムがある。

ヨドコウ桜スタジアム。

ヤンマーには行ったことがあったが、ヨドコウに初めて行ったときは、ナイトゲームだった。
キックオフ1時間ほど前だっただろうか、長居の駅で降りようとJRに乗った。
間もなく目的地に着こうかというとき、ふとスタジアムの方を見ると、照明に照らされたスタンドとピッチが見えた。
揺れるピンクのサポーターと緑のピッチが、夕闇の中に浮かび上がっていた。

電車の中からスタジアムの中が見える。
もう、それだけで、入る前から感動した。
こんな経験は、初めてだった。
こんな素敵なスタジアムをホームスタジアムとするセレッソのことを、心底羨ましいと思った。




今、私が楽しみにしているのは、新しい瑞穂スタジアムである。
2026年に愛知・名古屋で開催されるアジア競技大会に向けて、改修が進められているところだ。
こぢんまりとした前の瑞穂も好きだったが、大きく、新しくなる瑞穂にもやはり期待が高まる。
サッカーに限らず多くの競技が行われ、たくさんの感動が生まれるだろう。
きっといつかは、私もその中の一人になる日が来るはずだ。
その日が、今から待ち遠しい。

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