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立憲民主党の倫理感について

立憲民主党は日々自民党に対して厳しい指摘や批判を行っています。
厳しい指摘といいましたが、我々有権者からすれば至極まっとうな指摘だと思います。
そうした指摘をすることができる理由は、立憲民主党がしっかりと倫理規則を構築しているからなのです。
どのような倫理感でどのように運用しているのかについてかいていますのでなのかを抜粋したのでご覧ください。
なお、長いので、めんどくさい人はまとめだけ読んでいただければいいです。

立憲民主党の倫理規則

倫理規範
立憲民主党に所属する党員は、次の各号に該当する倫理に関する規則(以下「倫理規則」という)を遵守しなければならない。
一 贈収賄等、選挙関係法令違反、政治資金関係法令違反等の政治倫理に反する行為を行わないこと
ニ 大会、両院銀総会、常任幹事会等の等の党の重要決定に反する行為·言動を行う等、党の名誉および信頼を傷つける行為·言動を行わないこと
三 選挙または議会において他党を利する行為·言動当、党の結束を乱す行為·言動を行わないこと
四 刑事事犯等党の品を汚す行為·言動を行わないこと

倫理の確保
1 常任幹事会は、党員が倫理範を遵守するよう努めなければならない
2 幹事長は、国会議員、国政選挙の公認候補予定者、国会議員の経験を有している者および幹事長がとくに党本部が取り扱うべきと判断する党員について、それらの党員が倫理規範に反する行為·言動を行ったと思われるときは速やかに調査を行って事実を確認し、その結果に応じて、必要な措置を行い、または処分を発議しなければならない。

措置および処分
幹事長は党員が倫理規範に反する行為·言動を行ったと判断した場合、常任幹事会の承
認を得て、以下の各号に掲げる執行上の措置を行うことができる。
幹事長名による注意
ニ 常任幹事会名による厳重注意
三 党の役職の一定期間内の停止または解任
四 党公認または推薦等の取り消し
五 公職の辞任勧告
となっています。

立憲民主党の倫理規則についての評価

非常にりっぱな倫理規則だということをわかっていただいたかと思います。
自分たち立憲民主が崇高であるために必須な事項が倫理規範なのです。
それゆえ自分たちが掲げる倫理規範と自民党を比べた時、 自民党の行いについて到底許すことができないわけです。
そのため、自民党の不祥事などに対して、痛烈に批判するわけです。
例えば、自粛要請期間中にも関わらず、自民党の松本銀、大塚議員、田野瀬議員が銀座のクラブにいっていたことについて、痛烈に批判しています。さらに安住国対委員長は総理大臣に対しても「最高責任者としてこういう事態をどう考えておられるのか。これについてしっかり質疑したいというふうに思っております。」と述べており、不正は絶対に許さない姿勢を見せています。
素晴らしい志ですね。
ここであらためて言いますが、倫理規範は「立憲民主党」が独自でさだめた規範なのです。
自らを戒めるための規範というわけです。
では立憲民主党で、この立派な倫理規範がどのように使用されてきたか事例を紹介します。
とくとご覧あれ。

本多平直議員

本多議員は50代の私と14歳の子が恋愛したうえでの同意があった場合に、罰せられるのはおかしいと発言しました。
それに対し、世間から批判が殺到すると本多議員は「特異な例外事例の存在のどの級密な検討が必要だと考えた。しかしながら、私の発言は、例外事例としても不適切」として謝罪し、撤回しました。
それを受け立憲民主党の倫理を司る福山哲郎幹事長は当初、「本人が言い過ぎたと撤回しているのでいいのではないか」として、注意をしない方針であるとしましたのですが、世間の批判は収まらず、上記の通り本多議員が名乗り出て、謝罪、撤回すると口頭での厳重注意処
分を決めます。
しかし、立憲民主党が衆議院で支持を期待する女性団体などから抗議が寄せられると、執行部はさらなる反発を恐れてさらに方向展開し、本多議員に離党を再三呼びかけたものの拒否され、党員資格1年停止という「厳罰」を検討。それをうけ、本多議員はさまさざまな人に
迷惑をかけたとして議員辞職をしました。
流れとしては、
注意なし→厳重注意→党員資格停止
という感じですね。

石垣のりこ議員

石垣のりこは安倍総理が首相を辞任する際に、大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人物などとツイッターでつぶやいたことで批判が相次ぎました。

それを受け立憲民主党の倫理を司る福山哲郎幹事長は、石垣議員を読んで口頭注意し、石垣議員はツイッターで、 確かに表現に疾病やリスクを抱え仕事をする人々に対する配慮が足りなかったと反省しお詫びします。と謝罪しました。
また、石垣のりこ議員の元交際相手で、元秘書である菅野完氏が発行する月刊誌ゲゼルシャフト編集部の住所に国会事務所(石垣のりこ事務所内)ときさいがあったという問題もあります。
石垣事務所は当初「お尋ねの名刺や雑誌制作に石垣は全く関与していません」とシラを切っていました。しかし、菅野氏の運営するオンラインサロンでは会員向けにライブ配信をしていましたが、撮影場所に当該事務所を使用していた上に、石垣議員も動画に出演しているというものでした。
それに対し、立憲民主党の倫理を司る福山哲郎幹事長は、参議院幹事長である森裕子幹事長が石垣議員と話をして、注意したと聞いていると述べました。
その後石垣議員は、会見はおろか、全く謝罪に関してのコメントを出していません。
また石垣議員は自民党に対して「セルフ調査がまかり通る組織に自浄作用を望むべくもない。」ともツイートしています。 自分たちは自浄作用があるんです、なぜならば倫理規範がしっかりしているからだ。と言っているように思えます。

生方幸夫議員

生方議員は松戸市で行った会合で、「日本から連れ去られた粒致被害者というのは、もう生きていない」と発言しました。また、横田めぐみさんについて「生きているとはだれも思っていない」と持論を展開しました。
これが大々的に報じられると、ネット上で批判が殺到しました。これを受け生方議員は「9月の市民フォーラムにおいて、不適切な発言をしてしまいました。発言を撤回するとともに、粒致被害者の家族の皆様および関係者の皆様におわび申し上げます。」と謝罪文を投稿しま
した。
それに対し、立憲民主党の倫理を司る福山哲郎幹事長は、本人は発言を撤回し、深い謝罪の意を示した。今回の件に関し、あらためておわび申し上げる。とコメントし、本人を厳重注意したと述べました。
なお、生方議員は森元総理の女性蔑視発言をめぐり、ツイッターで「森元総理、結局辞職せず。自民党の辞書には責任を取るという文字がないよう。逮捕されても、嘘をついても、国民に自粛を強いていながら銀座で深夜まで酒を飲んでも、誰も責任を取って議員をやめようとはしない。頼りは有権者だけ」とつぶやいています。

まとめ

いかがだったでしょうか、素晴らしい倫理規範に基づいて対応している立憲民主党。そして福山幹事長。
はっきり言って話にならないですね。
本多議員の対応については切れ気味に「本人が言い過ぎたと撤回しているのでいいのではないか」といって注意すらするつもりがなかったんですよ。
それをね、世間の批判や立憲民主党が衆議院で支持を期待する女性団体などから抗議が寄せられると移転して離党を呼びかけるっていうところ。マジであり得ないですよ。処分を厳しくするなら最初からしとけと思うんです。
石垣議員なんか、しらばっくれてますからね。
注意されて内輪だけで済ませてるんですよ。 国会議員事務所という公の場を私的に使っておいてですよ。国民に対して謝罪くらいならアホでもできるんですよ。
しかし彼女はそれすらしないわけです。なかったことにして、普通にツイートしてるわけですよ。
自民党に自浄作用がないとかなんとか言ってますけど、自分はどうなんだって話ですよ。しかも一度じゃないですからね。
生方議員に関しては笑えてきますよ。人にたいして、失言じゃなくて本音とか言ってますからね。じゃああなたの発言も失言じゃなく本音ですよねってなりますよ普通。そのうえ、自民党の辞書には責任を取るという文字がないよう、誰も責任を取って議員をやめようとはしない。とか言ってますからね。ふざけすぎてますよ。
ここから本題なんですけど、一番いけないのはこの人たちを厳しく処罰できない福山哲郎幹事長なんですよ。
いけないことをしてしまったらきちんと謝罪会見開いて説明すべきなんです、そのうえで、厳重注意なんて軽いものではなく、きちんと外に見える形で処罰すベきなんですよ。
それを厳重注意なんていうわけのわからん処罰に収めることがあり得ない。
では、なんでしないかっていうと、 執行部に責任が来るのが嫌だからだと私は思っているんです。
さんざん自民党に任命責任っていってますから、自分たち執行部がその理論で責められるのが嫌なんですよ。
一方で説明責任は全く果たせてないと言わざるを得ないんです。
適当にツイッターで謝罪とか社会人だとぶっ飛ばされるレベルですよ。
それを OK にしている幹事長が悪だと思います。
それから、それでよしとしている支持者が悪い。
そんなんで許していたら体質なんて変わらないし、一生与党になるのは無理です。
それでいいなら今まで通り支持してればいいんですけど、自公政権を終わらせたいんですよね?
そうであればこんなふざけた体質即刻終わらせなきゃならないんですよ。
自民党だって不洋事が多いとかいう人いますけど、そんなのどうでもいい。まず自分たちがちゃんとしてるかってことが重要。
さらに言うと、自民党は立憲民主党に、たいして、立憲民主党の辞書には責任を取るという文字がないよう、誰も責任を取って議員をやめようとはしない。とかいってないですからね。それから立憲民主党にたいして、自浄作用がないとも
言ってないんですよ。そこが全然違うわけで、それに気が付けないから支持率が上がらないんですよ。いつまでも身内に甘いようなら政権なんて取れえるはずもない。
そこをまず自覚した方がいいと私は思います。
話はそこから。

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