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[FPS]反射神経が悪い人でも強くなれる

 FPSにおいて反射神経はあればあるほどいいものではあります。しかし私は、これが人より劣っていたとしても、プロに一歩及ばないレベルまでは強くなれるし、チームゲーなら役割によってはプロになれる、と考えています。今日は反射神経が悪い人でもどうすれば強くなれるのか、について書いていきます。


反射神経

 視覚からの反応速度は0.15秒から0.25秒といわれています。速い人と遅い人では0.1秒かそれ以上の差ができます。これはFPSにおいては大きな差です。なぜなら、反応速度の差が勝敗の差につながる場面は結構な頻度で起こるからです。自身がある人は積極的にそういったシチュエーションを作ろうとします。遅い人がそれに乗っかると当然負け続けます。さらに悲しいことに、反射神経は鍛えることができず、年齢を重ねると衰えていくと言われています。年齢を理由にプロゲーマーが引退していく理由の一つでもあります。ではどうすればいいのかです。

 追いAIMの場合

 上下左右に動く敵を追いAIMしていると、切り返した瞬間から反射神経テストが始まります。敵が切り返したのを見て、反応して、自分も切り返す。どれだけ準備して、予測しながらAIMしていても、どうしても反射神経が必要になります。反応が遅れると何が起こるかというと、敵が切り返すたびに外す弾の数が増えていきます。1マガジンで与えられるダメージが減ってしまうんです。そしてダメージ交換で負けた分が積み重なって負けてしまう。これを防ぐためにとれる対策は、弾が外れだしたら一度撃つのをやめることです。そもそも、弾が外れたとき、撃ちながら合わせに行くというのは難易度が高い行為です。リコイルをしながらフリックで合わせているわけですから。なので、一度撃つのをやめて、フリックで少し修正し、また追いAIMを始めます。その中で、クロスヘアがしっかり合ったと感じたときにまた撃ちだします。そうして、撃ってやめてを繰り返していると、1マガジンを撃ち切るまでの時間が伸びます。その時間を使って、撃ち合いながら遮蔽に隠れるなど、いろいろな行動につなげることができます。少し話がそれましたが、反射神経がなくても、撃ち方を工夫すれば、立ち回り重視のAIMを鍛えることができるということです。

 フリックの場合

 VALORANTなどのゲームでは、反射神経の重要度が大きくなります。これは先に頭に当てた方が勝つ以上仕方のないことです。なので少しでも勝率を高めるためにできることは、フリックに頼らない戦い方をすることです。置きAIMやプリAIMといった技術を使います。
 まず置きAIMですが、敵が出てくる位置を予想して頭の高さにクロスヘアを置いておくことを言います。これは敵が見えたらクリックするだけなので、最速で撃つことができます。自分の反射神経に合わせて、壁からのクロスヘアの位置を調節しましょう。
 常に敵から来てくれるとは限らず、自分から仕掛けに行かなければいけないこともあります。その時はプリAIMを使います。プリAIMとは、予め壁越しに敵のいる位置を予想して、そこにクロスヘアを合わせながら出ていくAIM法です。これは、敵を見てから立ち止まって撃たなければいけないので、置きAIMと比べると時間がかかります。なので、予想の精度が勝敗に大きく関わります。絶対に敵がいると確信している場合には、プリAIMと合わせて決め撃ちします。

Tips

 反射神経とは直接関係ありませんが、ゲームには遅延というものがあります。自分の行動が、ゲームサーバーに送られ、返ってきてからモニターに表示されるまで時間がかかるということです。これを少しでも減らさなければ最初から不利を背負うことになります。遅延を少しでも減らす方法を書きます。

 遅延の少ないモニターを使う

 以前の記事でも書きましたが、モニターには応答速度というものがあります。モニターへ映像が送られてから、実際に表示されるまでの時間です。単位はmsで表されて、数字が小さいほど遅延が少ないということです。また、遅延の少ないモニターを買っても、モニターの設定で一番遅延が少ない状態にできていない可能性も考えられます。

 高いfpsでプレイする

 モニターのHzが高く、またゲーム中のfps値が高いほど、遅延も少なくなっていきます。240Hzモニターで、常に240fps以上出せてるのが理想です。fps値が低い場合は、windowsの設定、nvidiaの設定、ゲーム内設定を低くしてください。nvidiaやゲーム内では、そもそも遅延を減らすための設定というものもあります。それらはfpsが出ていたとしても設定しておいてください。


 焦っていたり意識外のことが起こると反応速度は落ちます。なので反射神経がいい人でも、撃ち方を工夫するべきではあります。そして反射神経がいい人も悪い人もうまい撃ち方になれば、当然いいほうが勝つことになります。悪い人が立ち回りを工夫し、いい人も工夫し始めます。このいたちごっこは最後にはいい人が勝ちますが、その一つ前では悪い人が勝っているはずです。これが、プロには一歩及ばない程度には強くなれる、と言った理由です。少し極論でしたが。
 プロゲーマーの中には、一般人レベルの反射神経の人も多くいます。FPSにおいて反射神経は、重要だけれど絶対ではありません。あれば武器にはなりますが、他の武器も同じくらい大切だということです。他の武器の磨き方をこれからもお伝えできれば、と思います。

 

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