見出し画像

[FPS]リコイルコントロールについて

 多くのFPSで必須の技術リコイルコントロールについて、なぜ必要なのかと練習法を書いていきます。※以下リコイルと略します。




リコイルの必要性

 敵を追いやすくなる

 銃を撃つと反動で画面が揺れます。そうすると敵もガクガク揺れて見えるわけで、次の動きが予測できなくなります。また、銃身が大きく見えているタイプのゲームでは、リコイルをしなければ銃身が上に持ち上がってしまい、敵とかぶることになります。なのでリコイルをすることで、視認性を上昇させることが重要です。

 継続して弾を当てることができる

 仮にリコイルを全くしていないと、初弾以降は敵の上空を撃つことになってしまいます。ここまで極端でなくとも、例えば最初は胴を狙っていたのに、リコイルが甘くて後半では頭の高さに弾が飛んで行ってしまう、ということが起こります。頭を狙う重要性が低いゲームでは、DPS(damage per second)の低下に繋がります。最初は頭を狙っているのに、後半では敵の真上を撃ってしまっているなんてことになれば最悪です。コントロールして、狙いたい高さに弾を撃てるようにしましょう。

リコイルコントロールの練習法

 まずはリコイルパターンを見て覚える

 訓練場なりプラクティスモードなりで、平らな壁を探します。弾痕が残る設定にしてから、壁に向かってリコイルを制御せずに、1マガジン撃ち切ります。この時壁にできた弾痕がリコイルパターンです。これと点対象にマウスを動かせば、完璧なリコイルになります。

 数発ずつ分けて練習する

 ある程度リコイルパターンを頭に入れたら、今度は数発ずつ分けて練習します。最初は3発目まで練習しましょう。壁に向かって、3発撃つまで左クリック長押しです。最初の5発くらいまでは、弾痕が重なって1つの点に見えるようになるまで練習します。できるようになれば、今度は7発、10発と数を増やしていき、最後は1マガジンフルオートで練習します。最終的にはフルオートで撃った弾痕が、頭一個分に収まるくらいのズレになるまで練習します。

 リコイルパターンを大雑把に分割して覚える

  APEXのフラットラインを拡張マガジン込みの30発で撃ってきました。これは大雑把に8つで分けることができます。このように大雑把に分けることで、1発ずつよりも簡単に早く覚えることができます。例としてフラットラインを解説します。
 まず初弾と2発目に注目すると、他と比べ距離があいていることがわかります。つまり初弾だけ大きく上にぶれるということです。次の2、3発目は少しだけ左にずれて、ほぼ同じ位置に着弾しています。4から8発目までは、さらに左上に一定の間隔でずれていきます。9発目から右にずれて、少し上にあがりますが横にはほぼずれないのが13発目まで続きます。14から19発目は一定間隔で左上にあがります。20から22発目では、さらに角度をつけてほぼ左にずれます。23から25発目では逆に、ほぼ右に同じ分だけずれます。26から30発目で角度は同じまま右に一定間隔でずれて終わりです。
 このようにリコイルパターンは、一見ばらばらに見えてある程度規則を持っています。この規則ごとに分けて、1つずつ練習していきます。1と2ができるようになれば、1から3までを練習する、といった要領です。自分が今何発目を撃っているのか分からなくなるかもしれませんが、明確にわかっている必要はなくて、基本的には音で覚えます。ほとんどの銃は一定間隔で弾が出ますので、リズムを覚えれば自分が今どれくらい撃ったのかわかるようになってきます。リコイルコントロールはほとんど音ゲーです。


 今回はリコイルコントロールの練習法について書きました。最終的には、リコイルを意識しなくても完璧にできるようになるまで練習しましょう。ただし、自分も標的も動いてない状態での話でしたので、実践ではさらに難易度が上がります。それでも、動いてない敵に撃つ機会というのも案外あるものですし、染みついたリコイルのおかげで、動いている敵にも当てやすくなりますので、練習して損というわけではないです。むしろ必須の技術なので、初心者のうちに完璧にしておきましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?