生きているだけで十分だ、って話

みなさん、お元気ですか。
私は最近ネット界隈から離れていましたが、変わりなく元気にしています。SNSをする時間を、読書や考察に充てていたため、ここのところいろいろと考えることができました。それらの思考はあれこれとめどなく、まとまりなく飛んでいましたが、とりあえずなんだか「これは成り立ちそうだ」と思う仮説に行きついたので、何の因果かこれを拾って読んでくださる方のために書き残しておくことにします。ちなみに私は科学者でもなんでもないので、いまからここに書く仮説や考察は、単に私の脳内で思考したものであり、実験や第三者からの検証を受けたものではありませんので、あしからず。

よく聞く自然法則の一つに、質量保存の法則とか、エネルギー保存の法則という法則がある。簡単にいうと、この宇宙の中で、エネルギーは何一つ消失したりしていない、形を変えてずっと同量存在してる、って話らしい。
その法則が成り立つならば、こうして質量とエネルギーをもって生きている人間は、「存在している」だけで意味がある、ということになる。この宇宙の中で、エネルギーと質量が、人間なり草なり動物なり熱なり音なり何らかの形で存在していないと、保存の法則が破られてしまうので、形をいろいろ変えつつも、何らかの質量・エネルギーで存在していないといけないわけだ。

ということは、私たちには、「存在する意味」を探す必要がない。質量・エネルギーの権化として存在すること自体が意味なのだから。

そう考えると、よく私たち人間が取り上げる「存在価値とは」「使命とは」なんて問いは、愚問だってことだ。前述したように「存在すること」自体が存在価値であり、使命なのだから。
とはいえ、いろいろ考えてしまうのが人間のサガで、際立って世界平和に貢献したり、大企業で成功を収めたりというわかりやすい活動を日常的にやっていないような、これといって意義のありそうな、響きのいい活動をしていない平凡な日々には、なんだかソワソワ不安になる時がある。
そんな時には、自分を「アンテナ」だと思ってみてはどうだろうか。

ここ最近（いや、かなり前から）、スピ界でよく言われる「バイブレーション」とか「波動」とか「次元上昇」とかいうコンセプトの中では、あなたという人が高い波動を発していると、周りにもその波動が波及してよい影響を与える、と言われている。それってまさに、アンテナの役割そのものだ。あなたは見えない波動・ウェーブを常に放出しているのだ。

となると、あなたはアンテナ同様、「存在し」、「波動を出す」ことが使命だということだ。あなたが、できれば高い波動を出してくれれば、その影響を受けた周りの人も高い波動に感化され、高いバイブレーションを出すようなり、芋づる式により多くの人間が「次元上昇」できるようになる、って話だ（そして結果として地球がよりよい場所になるっていうプランらしい）。携帯電話の基地局のアンテナを想像すると容易だが、アンテナは数が多いほど電波を広範囲に、より強力に届けられるようになる。

結論として、私たち人間は、いま質量とエネルギーをもってこうして存在しているだけですでに意味を成している。存在してくれているだけで意味があるので、あなたの人生、あとは好きに生きてくれていいのである。
もしそれだけで満足できず、なにか役割がほしいとかなにかに貢献したいと思う場合は、仕事とか夢とか愛とか追いかけてくれても結構だけど、そもそもアンテナとして、目には見えないバイブレーションを出すという立派な役割を、生まれた時からすでにデフォルトでこなしているということも、覚えておいて損はない。