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手話で脚本創作塾③「入口と出口」

今井雅子さんワークショップの「脚本創作塾」を先日受講したので、その中で作ったお話を備忘録としてメモその3。

前回のnote

文化庁の令和4年度障害者等による文化芸術活動推進事業育成×手話×芸術プロジェクトによるもの。

今回は受講する前日に自身が濃厚接触者となることが判明したため、
急遽、Zoomにてオンライン聴講参加することにした。
しかしやはりオンラインでの参加はやりづらい点がいくつかあり、上手く行かなかった部分もあった。
まあ受けないよりかは幾分かましだろう、と思いつつ受けてみることに。


ワーク5 忘れ物を取りに

設定を「駅の忘れ物室」にするのだが、見落としており「忘れ物」がテーマだと思っていたためこちらの話を作って提出。うっかり。

〇街中
老婦人、買い物袋を持って息切れしているところに通りすがりの主婦が現れる
老婦人「はあ…はあ…」
主婦「大丈夫ですか?」
老婦人「何か忘れてる気がするんです、大事なことだったのに…」
主婦「はあ…。良かったらこのハンカチを使ってください、凄く汗かいてますよ」
老婦人「ありがとう…(ハンカチで汗を拭きながら)」  
老婦人、ハンカチで汗を拭き、突然匂いを嗅ぐ
老婦人「このハンカチ、ウチと同じ洗剤の匂いがするわ…」
主婦「え?」  
老婦人、ハッと目を見開いて
老婦人「そうだったわ、家の洗剤が切れてたんだった!     
買い忘れるところだったわ!ありがとうね~」
老婦人、そのまま去る

<寸評>
洗剤のCMにありそうな話。面白いオチを強く意識していることが伝わる。

忘れ物室の設定を基に書き直し↓

〇駅の忘れ物室
青年 「すみません!手紙を車内で無くしたんですが届いてませんか…?」
係員 「手紙ですか…確認しますね。どんな手紙ですか?」
青年「えっ?…その…(恥ずかしそうに手をぎゅっと握る)」
係員「…?」
青年「え、えっと…内容は…麗しきあなたの髪に一目惚れしました、好きです、って書いてあります…(恋愛ポエム)」
係員「あ、あの、すみません、手紙の見た目の説明で大丈夫ですよ。色とか。」
青年、はっとして赤面する。

こういうのはどうなんだろう、う~んありがちすぎる気がする。。。

他の人の話はスーツケースの忘れ物、その中身は想像にお任せします。っていう、上手いこと設定を組み合わせると面白くなりそうな話ばかりでした
あまりうまく読み取れなかったので来週また聞いてみよ。。。


・()の使い方によっては個性が現れやすい
指定内容によってニュアンスを変えることができるという話。
(質問に答えず)→はぐらかし、(目を泳がせて)→嘘、(親の真似をして)→口調、などといったようにニュアンスを加味できる。

・出口を設定すると入口が見えやすく、意識しやすい
無数にある選択肢から最適なもの選び続ける、そこら中にある石を拾って磨き続けること。

・脚本の時間について
1Pだいたい1~2分?ほどらしい。シンプルに描いていくものの、時間とページを計算するとかなり膨大なページとなる。
脚本の中の時間の流れについては、手話を使っている人は空間を使っているので、空間をどう使うかっていうところで時間が流れていると思う。それと脚本作りは似た感じかもしれない。


今回はオンラインでの受講なのも相まって、ばらけている部分的なパーツをあれこれ集めて、一生懸命つなぎ合わせるような印象が強い講座だった。

来週こそ。


写真は陽性登録者が申し込むと貰える支援物資。
配達してくれたお兄さんが「あ!受け取る時はあんまり近づかないでね!ここに置いとくからね!」って手で静止しながら言ってた。
まあそりゃ大変だよなあ、ありがとうございます。買い物にも行けない状況だったので素直に助かる…。
配送業者さんに感謝。


つづき

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