OCDって知ってますか？｜不安が拭えない障害を持っている人と接する

OCDって知っていますか？

昨日、渋谷で開催された「OCD Walk Japan 2019」というものに参加してきました。LGBTのCOLORFULL RAINBOW PALADEに近いもので、知ってる人はイメージがつくかと思います。

OCDとは、Obsessive Compulsive Disorder、強迫性障害のことです。日本ではあまり知られていないですね。

自分の意思に反して、不合理な考えやイメージが頭に繰り返し浮かんできて、それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気です。抑えようとしても抑えられない強迫観念と、それによる不安を打ち消すために無意味な行為を繰り返す強迫行為があるそうです。

無意味な行為が止められない　〜強迫性障害〜
http://www.myclinic.ne.jp/imobile/contents/medicalinfo/gsk/top_mental/mental_003/mdcl_info.html

色々なモノゴトに対して「強迫観念」が湧いてきて、例えば手を洗ったのにまた何度も洗いたくなってしまったり、確実に閉めた扉の鍵を何度も何度も確認し直したり。日常生活の中で、常に、どこにいても、不安が頭の中から消えることがないのです。

40人に1人がこの精神障害にかかっているそうです。少し人数が多めのクラスだとして、クラスに1人はいると考えられますね。

「ただの心配性な人じゃん！」なんて声も聞こえてきそうですが、決してそんな単純なものではありません。症状・人によっては命を落とすことに繋がることもあります。

まだ日本では認知度の低いOCDですが、アメリカでは「私のこういうところがOCDなんだよねー。」なんて会話があるほど、認知されているそうです。

OCDウォークでお話した方は、福井県からわざわざ渋谷までいらっしゃっていた方で、OCDを専門として扱っている方でした。その方によると、すでに治療方法というのは確立されていて、それは「早期認知(発見)」ということでした。

OCDという精神障害があること。
40人に1人という高確率でかかっている人がいること。
それを知り、受け入れるのが大事ということ。
そして、ちゃんと治るということ。

今、すぐそばにいる大切な人は、もしかしたらOCDかもしれない。
「細かいことばっか気にしてめんどくさいやつ」って思っていたあの人は、もしかするととても苦しんでいるのかもしれない。

そういう視点も持ち合わせることが、僕がOCDで苦しむ人たちにできることなんじゃないかって思っています。

まずは僕のすぐ近くの人たちが、OCDというものを知ってくれたら嬉しいです。