ベンジャミン・バトン 数奇な人生
何度も繰り返して鑑賞している作品のひとつ。老体で生まれ次第に若返っていく男の数奇な人生物語。哀愁漂う映像美、もの静かな背景音楽、個性的な登場人物、囁くよなうなナレーション、印象的な台詞、そのどれもが綺麗にまとまり、観終わったあと、とても心が穏やかになる。
心に残るシーンと台詞のいくつかをまとめておきたい。
“青い瞳を忘れられない”
主人公・ベンジャミンと運命の人・デイジーがはじめて対面するシーン。バレエダンサーを夢見るデイジーがパーティー会場でふわりと舞う姿から目が離せ