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誤字脱字を瞬時に教えてくれる能力が欲しい

劇団アシメ交換日記第八回 担当:山猫

やあ。この記事を読んでくれてありがとう、山猫だ。

最近はめっきり寒くなって……と言いたいところだが暖かい日も所々にあってどうやって言い表したらいいかわからない、そんな気候が続いている。一番辞めていただきたいのは風が強くて日差しも強い気候。

「ちょっと空気の入れ替えするか〜、あーでも日差し強いしカーテン締めとこ」


そんな甘い考えで言葉通りのことをしたらどうなるかなんて想像がつくだろう。窓から入ってきた強風に、煽られたカーテンが私の顔に直撃する。

Q.そんな時、私はどうするか。


A.カーテンを殴る。

ふざけるなよ、という憤りを織り交ぜながら自らの拳を突き上げて、華麗にカーテンを殴る。当然のようにカーテンは布でぶら下がっているだけなので窓の外に拳が突き抜けて、私のバランスが崩れて頭を打つ。

ここまででワンセットだ。私はこれを懲りずに五回やった。諸君はやめておいたほうがいい。額がパンパンに晴れる。


さて、私のアホさ加減を晒した所で本題だ。
諸君らは異世界転生をしたいと思ったことは無いだろうか。剣や魔法、ドラゴンなどの魔物たちがいるファンタジーの世界に生きる。そんな転生を夢見たことは無いだろうか。

私はある。一般的には死んだ後に転生する物が多いと思うので、その理論で語らせてもらおう。寿命を全うして死んだか、事故などで死んだかは分からないが、どちらにせよ死んだ後にまた人生を歩むことができるのだ。ここが異世界転生の良いところだと思うのだ。とてもお得だとは思わないか。

まあ、この話は転生しても転生する前の記憶があるという場合に限るが。無ければする意味は無い。そんな危ない世界に予備知識無しで入り込みたいと思うほど、私のハートは強くない。

しかし転生物と言えばチートステータス、チート武器などのチートが付き物だ。かく言う私も異世界に転生するならチート能力が欲しい。
例えば誤字脱字があればすぐに見つけられる能力とか。例えば文字数を瞬時に把握できる能力とか。

もしこのふたつの能力を合わせ持っていたら、小論文系の問題を解く時にとてつもなく楽になる。漢字の誤りや脱字があれば即座に直すことができるし、なんなら途中で文字数今どんな感じだっけ……と考える時間が省ける。是非ともさずけて欲しい能力である。

人間以外の生命体と出会えることも異世界転生の良い点だろう。

先程も出てきたがドラゴンだとか、エルフだとか、アンデッドだとか……。

ドラゴンに会ったら瞬殺される気しかしていないが、もし友好的なドラゴンならその背中に座って空を旅してみたい。その異世界がどれだけ現代と似ているのか、はたまた全く違う世界なのかはわからない。が、美しいのは確かだと思うのだ。生憎私は飛行機にもヘリコプターにもオスプレイにも乗ったことがないので空の旅は分からない。だから比べようがない。だけれどもきっとそれらでは、木々の木漏れ日や己の身体で空を切る感覚、なによりも爽快感を感じることは出来ないだろう。

ああ、なんだか転生したくなってきた。取り敢えず今から剣の振るい方でも勉強しておこうかな。

なんでこんな突拍子もない話をしだしたかというと、最近異世界転生物の作品を見たからだ。なんて安直なんだろうか。

その作品は三期までアニメ化し、各テレビ局で放送された『オーバーロード』という作品だ。知っている人は多いのではないだろうか。

知らない人のためにとてつもなく簡潔な説明しておくと、サービス終了するはずのゲーム内に取り残された主人公(激強)が、自身の所属するギルドのかつての栄光を再び手にする為に、NPC達と共に世界と戦う──という物である。一応言っておくが、主人公はどちらかというとダークサイド側である。

そう、お察しの通り俺TUEEEE系の物ではある。これは私の主観なのだが俺TUEEEE系でも山あり谷あり、ストーリーがしっかりしていれば面白いと思うのだ。多分私の脳が単純だからそう思うのかもしれない。

俺TUEEEE系が好きな私だが、受け付けないものはある。主人公が全く苦労しない作品だ。それはそれで、主人公に自己投影してみれば面白いとは思うのだが。どんなささいなことでもいいから、なにか苦労して欲しいのだ。なんなら料理ができなくて苦労するとかでもいいから!!


……なんだかまとまりのない文章を書いている気がしてきた。この辺で適当に終わらせておこう。

つらつらと文章を並べたが言いたいことはこの二つだ。

「異世界転生したい!!!!!!!!!!」


「『オーバーロード』見て!!!!!!」