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伝えるチカラ〈写真〉

カメラを片手に散策しているときに、心が動く瞬間に出会うことがある。思い出に残したり、友人に感動を共有しようとシャッターを切る。その場では満足したが、家に帰り写真を見返すと、なぜかその時の感動がよみがえってこない。

なんてことが、よくあります。
皆さんこんにちわ。写真勉強中のアスタです。写真を眺めながら、なんでかなぁと考えると、感動した景色を切り取ったはずなのに、写真を見返すと、何に感動したのかが伝わらない何を伝えたい写真なのかわからない。ということがほとんどでした。

そんな失敗を繰り返して、出会った言葉が構図でした。構図の力を借りて撮影すると、その時感じたこと、見る人に伝えたいことが反映された写真を撮ることができます。また写真を撮る前に、4つのことについて考えることで、伝えるチカラが向上します。
何に感動したか、伝えたいかを言葉にしてみましょう
写真の主題は何でしょうか。何を一番伝えたいでしょうか
どの構図を使えばいいか、目で構図を探しましょう
主題以外の不必要な情報を引き算して写真を撮りましょう。

しかし構図の種類や切り取り方を覚えても、その使い方が適切でなければ、写真の持つ伝えるチカラは十分発揮されません。どのようなときに、どの構図が適切なのかを紹介できればよかったのですが、投稿者には、その力は見についていないので、ここでは、14種類の構図を紹介します。

日の丸構図

名前の通り日本の国旗のように、主体を真ん中にする構図です。シンプルで分かりやすいですが、工夫がないと飽きられてしまうため、背景や光彩などの工夫が必要となってきます。

二分割法
二分割された景色が映る構図です。カメラの補助機を活用して、きれいな水平をとりましょう。

三分割法
画面を三分割し、被写体や景色が配置される構図です。水平垂直に線を引くと3×3の9分割になります。これも、水平をきれいにとれるかが勝負です。

四分割法
水平垂直に4分割すると、4×4の16分割になります。これも、②二分割、③三分割と同じで、いかに水平をとれるかがカギになります。

シンメトリー構図
十円玉の裏に描かれている平等院鳳凰堂のように、被写体を左右対称に映す構図です。

額縁構図
被写体が額縁のように何かに囲まれている構図です。窓や門、トンネルなどがあります。

サンドイッチ構図
被写体が左右、もしくは上下に挟まれる構図です。

パターン構図
花など同じ形や物をが規則的に並ぶことでリズムが生まれ、被写体の色や形などの美しさを表現することができます。

三角構図
構図で三角形が表れるのは、奥行きを表現するときがあります。

トンネル構図
トンネルの内側から、入口もしくは出口にある被写体を撮影したときのような構図です。

対角線構図
道路や斜面、色などが対角線となっている構図です。奥行きやダイナミックな写真を撮ることができます。

放射線構図
一点(収束点)に向かって線が伸びた構図になります。この構図をとると奥行きや動きを表現することができます。

視線誘導構図
放射線構図とだいたい同じですが、曲線を加えた構図になります。こちらは消失点に向かって線・視線が誘導されるため、ストーリーを感じる構図になります。

S字構図
道や風景などのS字の曲線になっている構図です。動きのある表現ができます。S字以外でもAやCなどのアルファベットも構図をとる時に使えます。


様々ある構図ですが、被写体を撮るときのアングル(角度)も工夫すると写真の仕上がりがよくなります。あとは、カメラを片手にひたすら練習です。無意識に最適な構図を選択できるように手に覚えさせましょう。

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