雪のようにまっしろな

ボクとキミの間は
雪のようにまっしろな理想と幻想で
埋まっていて。

うず高く積み上がった理想と幻想に
互いの影を映して
戯れていただけ。

ボクらは雪のようにまっしろな理想と幻想を
愛し過ぎていていたんだ。

目も眩むようなまっしろさと
視界を阻むほどに積み上がった理想と幻想の美しさに
目を奪われて。

ただ
見惚れていただけなんだ。


だから

ボクとキミの間の理想も幻想も かき分け どけて

ありのままの僕らにつながる道が開通したら

手をつないでさ、散歩に行こう。

一緒に。


#詩 #空ニナク_asuta  

「notes」収録

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