雪のようにまっしろな
ボクとキミの間は
雪のようにまっしろな理想と幻想で
埋まっていて。
うず高く積み上がった理想と幻想に
互いの影を映して
戯れていただけ。
ボクらは雪のようにまっしろな理想と幻想を
愛し過ぎていていたんだ。
目も眩むようなまっしろさと
視界を阻むほどに積み上がった理想と幻想の美しさに
目を奪われて。
ただ
見惚れていただけなんだ。
だから
ボクとキミの間の理想も幻想も かき分け どけて
ありのままの僕らにつながる道が開通したら
手をつないでさ、散歩に行こう。
一緒に。
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