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WordPress プラグイン「GPT AI Novelizer」を開発決定! AIに長編小説を執筆させるツール

GPT-4 Turboがリリースされ128Kトークンに対応したので、いよいよAIに長編小説を執筆させるツールを作ってみようかなと考えています。

以前、10万文字超の書籍を執筆できるWordPressプラグインGPT AI Book Makersの開発に成功したので、その応用で長編小説も作れるのではないかと。

10万文字超の書籍を執筆できるWordPressプラグインGPT AI Book Makers
https://note.com/asuraworks/n/n747d488e8201

考え方としては与えられたテーマをベースにおおまかな大あらすじを考えさせます。

あらすじを章(チャプター)に分割します。

チャプターのあらすじを考えさせます。

さらに節(セクション)に分割し、本文の書き出しと終わりをAIに考えさせます。

大あらすじと小あらすじがあって、本文の書き出しと終わりがあらすじとマッチしていれば、その中身(中間)が本編とズレていないかをチェックすることができます。

今まで難しかったのは、登場人物の描写です。
短編小説では矛盾が起きなかったものが長編になると起きやすくなります。

いってみれば話が進むごとに登場人物のパラメータが刻一刻と変化していくのですが、それらをAIは忘れているためプロンプトに環境設定として持ち込む必要があるんですね。
それが入力トークン数に制限があり難しかったのです。

で、今回、キャラクターを考えさせるのはあらすじを元にAIにさせますが、そのパラメータの保存と呼び出しにはDALLE-3とGPT-4V(ision)が使えないかなと思いついたのです。

簡単に説明すると、本文は節(セクション)ごとに保存するのですが、そのパラメータを画像生成AIモデルのDALLE-3に画像として保存させます。まさに描写ですね。

「絵」として保存したデータを次の話の執筆時に今度はGPT-4V(画像認識機能)を使って呼び出します。

例えば、主人公が傷ついていればその傷ついた姿を「絵」として描写させます。
これをGPT-4Vで解析して描写内容の説明をさせます。
描写内容と生成された本文がマッチしているか確認することで物語の連続性を担保させます。

このような仕組みを作ることで、複雑なパラメータを作ったり保存する仕組みがなくても、物語をベースにセーブ/ロードシステムができるのではないかと。

これを応用すればマンガなんかも作れるかもしれません。

また、あらすじベースなので、主人公(性別や年齢)を変えることでセリフが変化します。
逆にあらすじを変えることで、主人公の行動を変えることができるようになります。
イラストから物語を生成させるなんてことも可能かも。

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