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人生21年目にして自分のセクシャリティを知った話①

重いテーマかもしれないけど、これを書きたくてnoteを始めたみたいなところがあるので書いておきます。

私は「リスロマンティック」と「ノンセクシャル」を自認しています。
皆さんあまり聞かない言葉だと思いますので、こちらに定義を書いておきます↓
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リスロマンティック
「相手に恋愛感情を持つが、その相手から恋愛感情を持ってもらうことを望まないセクシャリティ」
ノンセクシャル
「他者に対して性的欲求を抱かないセクシャリティ」
引用:JobRainbow
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つまり、両想いは望まないし、他者と性的な行為をしたいと思わないということです。
ここから、セクシャリティを自認するまでの流れを説明します。

過去の恋愛経験

私は過去に恋愛感情を抱いたことが何回かあります。しかし、どの恋も叶うことはなく、21年間交際経験はありません。
小6から高2まで、1人の同級生に片思いをし続けました。彼とはずっと同じ学校で、委員会などで関わることも多く、気づいたら好きになっていました。
しかし、高2になって彼に恋人が出来たことを知ってからは、恋人持ちを想うことの罪悪感からいつのまにか恋愛感情は消えました。

高3の時、同級生の男子から「今度2人でどこか行かない?」と誘われました。彼のことは人として好意を持って接していました。ですが、誘われた瞬間になんともいえない気持ち悪さを感じてしまい、その翌日から彼と話すことを一切やめてしまいました。

大1の夏、サークルで知り合った同期の男子に恋愛感情を抱きました。彼に会うのが楽しみで毎日サークルに行っていました。彼も私と同じ気持ちだったらしく(同期同士で話していることは大体筒抜けなので耳に入るのです)、ご飯に行くことになりました。
しかし、待ち合わせの駅に着いた途端、緊張とは別の気持ち悪さに襲われ、レストランに行く頃には吐き気を覚えました。話が弾むことはなく、当然関係は進展しませんでした。
ここで初めて「私は周りと違う」と気づきました。    

蛙化現象との戦い

ネットで調べたところ、「蛙化現象」というワードがヒットしました。
蛙化現象とは、「他人に好意を見せられると嫌悪感を抱いてしまう心理」のことです。
この現象が起こる理由として、

①恋愛経験が少ない
②2次元や2.5次元が好き
③理想が高い
④自信がない
引用:マイナビウーマン

この4つが挙げられていました。
私に当てはまったのは①と④でした。
当時の私は自己肯定感がかなり低く、自分の容姿を人に見られるのが嫌で、いつも俯きながら歩いていました。
自分に自信をつければ、恋愛経験も増えて蛙化現象も無くなるだろうと考えたのです。
それから私は、パーソナルカラーや骨格タイプについて勉強し、自分に似合うメイクや服装を研究しました。美容にかけるお金はかなり増えたと思います。2年生になってからはダイエットを始め8キロ痩せました。
入学当初よりもかなり垢抜け、自分のことも少しずつ好きだと思えるようになりました。
バイトを始めたことで交友関係も広がり、バイト先の男性から食事や映画に誘われることも増えました。「この人のこと好きかも」と思える方もいました。
だけど、全く嬉しいと思えなかった。むしろ好意を向けられる機会が増えたことで、心をますます病みました。
つまり蛙化現象は治らなかったのです。


リスロマンティックへの気づき

そこでもう1度調べ直した時に出会ったのが
リスロマンティック」という言葉でした。
相手に恋愛感情を持つが、その相手から好意を持ってもらうことを望まない…
よくよく振り返ると、小6から約5年間同じ人を好きだったのも、関係を進展させる必要がないと思っていたからだ、片思いで満足していたからだということに気づきました。
ご飯に行った彼のことも、仲良くなりたいとは思っていましたが、付き合ってどうするのかまでは全く想像していませんでした。

※リスロマンティックを持っている人の中には蛙化現象を起こす人もいるそうです。ただ、この2つはイコールと言えるのかどうかは…。
こちらのブログに書いてありました↓
http://nightyqueer.hatenablog.com/entry/2018/11/23/125852#リスロマンティックと蛙化現象

私としては、リスロマは「両思いを望まない」、蛙化現象は「両思いを望むが、嫌悪感を抱く」という点で違うと思うのですが…。
これについては私もまだ考えているところです。
ですが、そういうセクシュアリティがあること、自分と同じ人がたくさんいることに安心感を覚え、とにかくホッとしました。

ちょっと長くなってしまいました…
ノンセクシャルについては②で書くことにします。


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