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「余命1年なら、何をしますか?」

Voicyでミニマリストエリサさんの
964回目の放送を聞いていて
「余命1年と言われたら、何をしますか?」
と言われ、ぱっと
「本を読んでいる場合ではないな。」
と思った。

思った後で、
「へえ、そうなんだ。」
と自分にビックリする。

「余命一年と言われたら?」
今の私なら、
「会いたい人に会いに行く。」

昔の私ならなかなかできなかった。
でも今の私はもうできている。

会いたい人に会いに行って、
その人を五感で感じる。
直接お会いして、
声を聞いて、
雰囲気を感じて、
たくさんお話しして
一緒に美味しいものを食べる。
幸せだなーと実感する。
心が揺さぶられる。

本はインプット。
人と会うのはインプットでもあり、
アウトプットでもある。

本が好きな割には
最近あんまり読んでないし、
名作とか長編とかも読めない。
カタカナの名前は覚えられないし、
歴史小説も言い回しだけで
内容が分からなくなる。

最近、特に物語は、
その世界に入る時間と
戻ってくる時間が取られるから
なかなか読みはじめられない。
もっぱら暮らし本とか
軽いエッセイとか、
ビジネス書みたいなものばかりだ。

ふと考える。
私は本が本当に好きなんだろうか?

新しく家を建てるなら、
図書室がほしい。
でなければ、大きな本棚。
時間が空いたら、本屋か図書館。

だから本が大好きだと思っていたけど、
読むのではなく、
持っているのが好きなのか?
本のある空間が好きなのか?

うーんと考えて。
本と言うより、
言葉が好きなのかもしれないと気づく。

ドキッとしたり、
うんうんと頷いたり、
ハッとさせられたり、
えー知らなかったと気づいたり。
確かにと納得させられたり、
グルグル考え始めたり。

言葉に揺さぶられるために、
私は本をめくるのかもしれない。

「余命一年と言われたら?」

私が今一番やりたいことは、
人と言葉に出会うこと
なのかもしれない。

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