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もはや常識?、ブルー・オーシャン戦略をさくっと理解

近年、最も話題になったビジネス理論を一つ挙げるとすれば、皆さんは何を推されますか。わたしならば「ブルー・オーシャン戦略」をまっ先に挙げるでしょう。

ブルー・オーシャン戦略は、フランスのビジネス・スクールINSEADで経営戦略論を教えるW・チャン・キムとレネ・モボルニュによって提唱されました。2人はいずれも、ダボス会議で著名な「世界経済フォーラム」のフェローにも選ばれている実力者です。

血みどろの競争に心血を注ぐのではなく、「ブルー・オーシャン=豊穣なる新市場」の創造に、企業の力を振り向けよ、とするのがキムとモボルニュの考えです。そして、その具体的手法を示したのがブルー・オーシャン戦略に他なりません。

本記事ではこのブルー・オーシャン戦略の基本的な考え方を解説します。

世界中で話題になったブルー・オーシャン戦略

ブルー・オーシャン戦略が公表されたのは2004年秋、「ハーバード・ビジネス・レビュー」の論文としてです。この論文は大きな話題をさらい、抜き刷りのオーダーは50万部を超えたといいます。

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