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ここたけ知りたいマーケティング

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マーケティングに関連する記事7本を有料マガジンとしてまとめました。コトラー理論やキャズム理論、制約理論をざっくりと理解するのにお勧めです。なお、「いまさら人に聞けない!コトラーの…
コトラーのマーケティング論やキャズム理論、制約理論を短時間でシンプルに理解したい方にお勧めです。ま…
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記事一覧

いまさら人に聞けない!コトラーのマーケティング

マーケティングと言えばコトラー──。現代マーケティングの父とも言われるフィリップ・コトラーは、まさにマーケティングは切っても切れない深い関係にあります。 では、コトラーが唱えたマーケティング論とはどのようなものなのか──。 コトラーの名を知っていても、こうした問いに答えるのはなかなか難しいのではないでしょうか。 本記事ではコトラーのマーケティング論を3本の論考でわかりやすく解説しました。これを読んでもらえれば、ここだけは知っておきたいコトラーのマーケティング論がピンポイ

えっ、マーケティング・ミックスってどういうこと?

「いまさら聞けない、コトラーのマーケティング」では、マーケティングの基本手順として、コトラーが提唱する「R→STP→MM→I→C」という五つのステップを掲げました。 これは、 ①調査(Research) ②セグメンテーション(Segmentation)/ターゲティング(Targeting)/ポジショニング(Positioning) ③マーケティング・ミックス(Marketing Mix) ④実施(Implementation) ⑤管理(Control) がそれでした。 本記

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進化し続ける「マーケティング3.0」とは?

マーケティング界で最も有名な人物といえば、誰しもフリップ・コトラーの名を挙げるでしょう。というか、コトラー以外の人物名を挙げるのが困難なほど、マーケティング界にコトラーの名は君臨しています。 コトラーには多数の著作があります。中でも近著『コトラーのマーケティング3.0』(2010年、朝日新聞出版)は、コトラーの最新マーケティング理論を理解する上で、必須の一冊と言えるでしょう。 以下、本記事では、このコトラーの最新マーケティング理論についてお話することにしたいと思います。

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あの「キャズム」を飛び越える方法がわかった

今日も多数の新製品が世に送り出されています。しかし、生き残れる製品の数はそう多くはありません。その中で不思議なのは、一時期大きな話題になったのに、いつの間にか市場から消えてしまった、あるいは極めて小さなニッチ市場で細々と生き長らえている、といった製品が案外多いことです。 たとえば携帯型情報端末、いわゆる「パーソナル・デジタル・アシスタンツ(PDA)」も、大きな話題になった製品の一つです。一時期は、多数の企業がPDA製品を市場投入し、シェア獲得にしのぎを削っていたものです(あ

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制約理論で生産性が向上するって本当?

生産性向上という言葉を聞くと、多くの人はトヨタ生産方式(トヨタ・プロダクション・システム/TPS)を、真っ先に頭に思い浮かべることでしょう。その中でも、ジャスト・イン・タイムやかんばん方式、カイゼンはあまりにも有名です。 一方、制約理論(または制約条件理論)という言葉を聞かれたことはありますか?これはTheory of Constraintsのことで、略称TOCとも呼ばれています。これは、システムの制約条件、(最も弱い部分=ボトルネック)を見つけ出し、これを継続的に改善する

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ボトム・オブ・ザ・ピラミッドってなに?

インドのタタ財閥が超低価格な自動車として売り出したナノのことはご存知でしょうか。この話題はあちこちのマスコミで取り上げられたので、仮に自動車に興味がなくても、聞いたことがあるという人も多いと思います。 ナノは不要な機能を一切取り払い、その価格は20万円(実際には11万ルピーで21万円)、という破格値です。ネット上に多数掲載されている写真をみる上では、「安かろう悪かろう」という印象はあまり受けません。 むしろ、「一度乗ってみたい」「日本市場でも十分通用するのでは」という感じ

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アンビエント・マーケティングってどういうこと?

マネジメントの神様と呼ばれたピーター・ドラッカーは、マーケティングを 「顧客というものをよく知って理解し、製品やサービスが『顧客』に『ぴったりと合って』、ひとりでに『売れてしまう』ようにすること」 (『マネジメント(上)』P・F・ドラッカー著、野田一夫、村上恒夫監訳、1974年、ダイヤモンド社、P100) と定義しました。 また、コトラーはこのマーケティング定義をもっと凝縮して 「ニーズに応えて利益を上げること」 (『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント(

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