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手遅れになる前に!中1ギャップ【勉強編】3つの対策

こんにちは!家庭教師のあすなろ学習サポート係の木村です。

今回は「中1ギャップ」の要因と3つの対策を分かりやすくお伝えしたいと思います!小6・中1のご家庭は必見の内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください(^^)

「中1ギャップ」という言葉は、今や多くの方がご存知かと思います。小6から中1に進学するタイミングで、さまざまな新しい変化にとまどい、対応できなくなってしまう問題です。

友人関係の変化・部活による生活の変化など、中1ギャップが生じる要因はさまざまです。今回のブログでは、勉強面の変化から生まれる「中1ギャップ」に焦点を当てて解説していきますね。

1.小学校となにが違う?勉強の中1ギャップが生じる要因

中学校に上がると、勉強面で次のような変化を迎えることになります。

・部活動に入って忙しくなる
・学期ごとに定期テストが実施される
・授業時間が45分から50分に増える
・通知表の評価が高校受験に響く
・勉強内容が難しくなり、スピードも上がる
・算数→数学に、英語はよりハイレベルに

などなどありますが、特に重要な2つをピックアップして解説したいと思います。

1)勉強量・難易度ともに急上昇

勉強面の変化でもっとも大きいのが、勉強量と難易度の大幅アップです。

小学校のころは90~100点が当たり前だったのに、中1の2学期くらいから30点、40点を取ってしまった・・・これは毎年よくある話。なのですが!この4月からの教科書改定によって、中1ギャップが加速してしまうかもしれないということをご存知でしょうか。

なぜなら、教科書改定によって中学校の勉強量・難易度が格段に上がるからです。今まで中3で習っていた「素因数分解」が中1に前倒しになったり、3年間で覚える英単語が1.5倍になったりと・・・。もはや私たち大人が経験した中学時代とはレベルが違います。

50分授業は変わらないのに、勉強量も難易度もアップ。そのため学校の先生方は授業のスピードも上げるしかなく、“小学校で習った内容は理解できていて当たり前”としてドンドン先に進んでしまうこともあるでしょう。
特に英語はその傾向が強くなる可能性大です!



2)教科担任制が始まる
2022年度から小学校高学年で教科担任制を導入予定という話がありますね。ですが、今の新中1の多くは経験がないはず。教科ごとに担当の先生が変わることは、お子さんにとって大きな変化ですよね。

先生が授業ごとに変わるということは、授業の進め方や板書の仕方、生徒の発言の仕方もバラバラ。まずはそれに慣れる必要があります。さらに定期テストの出題傾向や成績のつけ方も先生によって違うので、各教科で対策することになります。

そして意外と中1ギャップに繋がりやすいのが、先生の好き嫌いによって成績が左右される問題です(^^;)中学生にもなると自分の好みもハッキリしているので、その傾向が出やすいのです。

一度「この先生はちょっとニガテだな…」と感じてしまうと、自然と先生との接点を避けるようになります。そのため授業で分からないことがあっても質問に行けず、分からないことが雪だるま式に大きくなり、いつしかその教科ごと嫌いになってしまうことも多いんです。

2.今日から始めたい!中1ギャップ3つの対策

1)小学校のニガテをつぶす
先ほどもお伝えしたように、中学校では“小学校で習った内容は理解できていて当たり前”として扱われることが増えます。

「そうは言っても、1学期の勉強はそんなに難しくないから大丈夫でしょう?」と思ったあなた!そんなご家庭ほど、気を引き締める必要がありそうです。

たとえば英語。中1英語ではいきなりbe動詞やcanが出てきますが、小学校のおさらいは少し触れる程度でしょう。そして小学校で習った約600の英単語は、読めて書けて当たり前。さらに授業は、ほぼ英語のみで進められます。

こうした小学校とのギャップにとまどって、ついていくのがやっとの子も出てくるはずです。しかも、小学校のように先生が一人ひとりに目を配って教えてくれることもないんです。

そんなレベルアップした授業を、小学校の内容すら理解できていない状態で受けたら、一体どうなってしまうでしょうか・・・?残念ながら、どんどん取り残されてしまうのが目に見えていますよね。

そうなる前に!一番大事なのが小学校のニガテをつぶしておくことです。英単語、漢字などの単純な暗記はもちろん、算数の四則計算は最低限やっておきましょう。

2)疑問を翌日に持ち越さない習慣をつける

勉強量と難易度が大幅アップするなかで、ニガテを放置するのは危険!というお話しをしましたね。

ニガテを大きくしてしまわないために、授業で分からないことがあったら“当日のうちに”対策する習慣をつけていきましょう。授業中に分からないことが出てきたら、できるだけ学校の先生に質問をした上で、家で解き直しします。地味ですが、この積み重ねが大切です。

塾や家庭教師を始める場合は、分からないことを質問する機会をどんどん活用してください。あらかじめ先生になにを聞くか、付箋やメモをしておくとスムーズです。

家で授業の復習をする習慣ができてくると、今度は予習も視野に入ってきます。中学校で欠かせない予習復習の習慣は、できれば中1の1学期でつけておきたいものです。そのため少しでも早く、家で復習するクセをつけましょう。

「帰宅したら」「お風呂から上がったら」など、分かりやすいタイミングを決めると習慣化しやすいです。

3)中学でつまずく前に心がまえを
中1ギャップ対策として、さまざまな変化を迎える前に、新生活の具体的なイメージを持っておくことも大事です。

中学の勉強や成績のつけ方はどう変わるのか、部活に入ったら生活リズムはどう変わりそうかなど、お子さんと話す機会をもうけてはいかかでしょうか。そのなかで、保護者の方の実体験をもとにアドバイスするのもいいと思います。

ただし!アドバイスが上から目線になると、思春期のお子さんには逆効果なので注意したいですね。ただでさえ先のことはピンとこないのに、「~しなさい、~すべき」と大人に説教されると反抗してしまうのが子ども心(^^;)

そんなときには、少し年上の先輩から話をしてもらうのが有効です。ご近所に、身近なお兄さんお姉さん的な先輩はいますか?こうした先輩たちは、小・中学生の気持ちをよく理解しているとっても心強い存在です。

リアルな経験をふまえながら、お子さんの気持ちに寄り添ったアドバイスしてくれるので、思春期のお子さんもスッと受け入れてくれやすいです。私たち家庭教師のあすなろでも、大学生の家庭教師が喜ばれている大きな理由はそこにあります。

もし親子間の話が難しくなったら、第三者の手を借りることも検討してみてくださいね。


3.まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。
中1ギャップがこじれてしまうと、精神的に辛くなって体調を崩したり不登校になったりする子もいます。勉強面でお困りでしたら、悩みが深くなる前にぜひご相談ください。勉強面の不安を取り除くことで、お子さんが中学生活を目いっぱい楽しむことができるよう全力でサポートしてみせます。

あすなろがお手伝いできること

家庭教師のあすなろでは、学習で悩んでいるお子さんに少しでも力になりたいと考えています。特に学習の専門家をお呼びした特別講習会などは、学習で悩んでいるお母さんとお子さんに大変喜ばれています。ホームページで、お子さんの気持ちに寄り添いながら、特性に合わせた学習サポートをご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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