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スターシップ

宇宙に出るようになった時代を描いた、さまざまな作家の短編集。
この中にスティーブンキングの作品があると知り借りたのだが、同じ作品が違うタイトルで「スティーブン・キング 深夜勤務」の中に収録されており、後で知って驚いた。

それにしても驚いた。
私はブラッドベリの作品を今まで読んだことがなかったのだが、この本に収録された「すべての夏をこの一日に」を読んで、もの凄い衝撃を受けた。
なんと詩的で美しく、強烈な後味を残す作家なのだろう‼️
たった10ページちょっとの中に、こんな余韻を残すものを書くなんて、、、
なぜ、ブラッドベリがこんなに有名なのか、一発でわかった気がした。

そしてもうひとつ。感動した作品がある。
ロバート・A・ハインラインの「地球の緑の丘」。
これは、、、もう。かっこいい(><)
漢の話、である。
プロの機関士であり、類まれな詩人であるリースリング。
彼は事故によって盲てしまうが、こと馴染みの船に至っては目が見えずとも動力室の細部まで頭に入っており、状況の把握、的確な措置を瞬時に行える。
まずその手腕・判断が震えるほどカッコいい。
そして、歌。彼の作った詩と歌。
彼は視力を失っても、いや失ったからこそ、永遠の美しさをその瞼の裏に描き、見ていた。
こんな純粋な物語は久しぶりだった。
素直に感動。
私もこんなふうに生きられたら、と思った。

そして、キング。
「スターシップ」に収録された題名は、「帰ってきた男」だが、キングの短編集に収録された題名は「やつらの出入口」。
キングらしさがよく出ていて、宇宙という空間で得体の知れないものに寄生され、その不気味さ、恐ろしさがじわじわくる(><)。
もしこんなのに寄生されたら、と思うと寒気が走る( ;´Д`)

怖い、、、😱

ナイトシフトの文庫本の裏表紙に、ペーパーバックと思われる米国版の表紙が載っていた。
そう、こんな感じ😰
あぁ嫌だ。こんなの嫌だああああ‼️😭

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