薬味命。
昨夜の記事に続いて、思い出したことを書こうと思う。
妹が昔、話していたエピソードだ。
妹の男友達は昔、両親が共働きだったそうだ。
彼の母親は毎日学校の給食を作っていたそうで、週末はごろりと横になり 顔だけ振り返って
「何も作りたくない…」
と ひたすら寝て、台所に立たなかったそうだ。
ムリもない。
職場がそれだとしたら、家でまた家族に3度メシを作り、一日中料理してるのだ。
それで、だ。残された父ちゃんと彼の兄弟は、週末スーパーへ行く。
「父ちゃんと刺身買って来て、ネギとかニンニクとか茗荷とか、たくさん薬味切って載せてご飯食べんの。すげー旨かった」
…その話を聞いただけで、涎が出てくるのは私だけだろうか。
薬味。
ああ、なんという魅力的な脇役だろう!!
いや、脇役じゃなく既に刺身と並ぶ主役だ!
ネギ、生姜、ニンニク、大葉、茗荷、かいわれを刻むのもいい。
刺身が隠れるくらい載せてがつがつ食いたい。
刺身より、薬味を食う感じだ。
妹からこの話を聞いたとき、なんつうシンプルで豪快、かつ豪華な料理だろう、と思った。
疲れてるときはそういうのがいい。
男の料理、って感じかな。
あー、書いてて刺身に薬味をだっぷり載せて、食いたくなってきた‼️
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