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小説『ジミー』を読んで癒されたこと

青海エイミーさん

この小説の作者である青海エイミーさんを知ったのは、1年ほど前、noteでエイミーさんの文章に出会って、なんだかとても感動したのを覚えています。マレーシアでクンダリーニヨガの講師をされているというエイミーさん。自分とは何の接点もないエイミーさんの紡ぐ言葉が、なぜか自分のとても深いところにある感情をくみ上げてくれるようで、以来時々noteを開いては、エイミーさんの文章に癒されていた自分です。

そんなエイミーさんが小説を書かれたということ、そしてそれがすでに多くの方の心に響き、お互いの深い真実に耳を傾け合う対話の場を創るきっかけとなっていること。これまで表に出てこなかった一人ひとりの「本当の思い」から、新しい未来を創っていく動きが始まっていること。

「参加型出版」という新しい動き

『ジミー』は、2022年の始まりと共にスタートしたクラウドファンディングによって、これから出版される小説です。

私は、この小説を課題図書として開催された対話会に参加し、出版前の原稿を読ませていただきました。

小説『ジミー』を読んで

「本当の思いを口に出してはいけない」という無言の圧力を感じていたあの頃の自分。周りの空気に溶け込みたくて、自分の思い、違和感や怒りや悲しみや苦しみに、蓋をして、紛れながら、必死に生きてきた自分だったなと…『ジミー』を読むと、学生時代に感じていた空気感が生々しく甦ってきます。

あの頃閉じ込めた思いが、言葉になることで解き放たれる感じ、曇り空が晴れるような、さわやかな読後感を味わいました。

私は作中のある言葉が深く心に響いて、その言葉に勇気づけられ、生命の存在そのものを力強く肯定してもらったような気持ちになりました。
それはきっとこの後も、何度も噛み締めては自分を奮い立たせるお守りになる…そんな言葉の贈り物を受け取った気がしました。

誰かの言葉に癒されること

私にとって、思いを言葉にすることはとても難しいことだと感じます。誰かの言葉を受け取ることで、自分の中にもそれはあったと気がついて、今度はそれを自分の言葉にかえて誰かに伝えることで、ようやく自分の存在を自分自身が受け入れられる気がします。

『ジミー』だけでなく、著者であるエイミーさんが綴るnoteの言葉の数々に、私は癒されたと感じています。
それは、そこにある思いが自分の中にもあったと感じるから。自分の思いが、エイミーさんの言葉を借りて解き放たれる気がして。
そうすることで、ただここにいる自分を許せるようになる…そうやって、エイミーさんの紡ぐ言葉に癒されている自分がいます。

この出会いに感謝し、クラウドファンディングから始まる新しい動きが、一人ひとりの「ありのままの今」をつないで、新しい未来を切り開いていく希望を感じながら…このクラウドファンディングを応援しています。

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