営業部だったわたしが初めて本を作った話②緊張のオファー！
初めての投稿から時間が空いてしまい先行き不安なMです。
続きとなりますので是非①もお読みいただけたら嬉しいです！
「本にしたいものがあるんです」
一度も本を作ったことがないわたしが編集長に企画を相談したのが1月末でした。
飛鳥新社のいいところは上の人たちがやりたいことをしっかり聞いてくれるところです。
「編集でもないのに何言ってんだ」という反応はなく、
「いいんじゃない？」「面白いとおもうよ！」とすぐに編集長ＯＫをもらえました。
通常、著者さんにオファーをしてから編集会議にかけることがほとんどかと思いますが、なにせ
編集部でもない、
編集したこともない、
っていうか育休中！！
こんなわたしでしたので編集長に相談した後に著者さんへの連絡をしました。
編集長「おもしろいけどさ…もう他から話あるんじゃない！？」
……そうなのです。
ＳＮＳで話題になったもの(フォロワーが多い、バズッたなどなど…)やメディアですでに取り上げられたものは他社さんとバッティングする可能性が高いのです！
特にマンガの発表の場は多くないので目につくことが多いですよね。
話題のものを企画にする際の注意はバッティングだけではありません。
出版は話題のネタを本にしてもそれなりに時間がかかってしまいます。
「めっちゃ流行っています！」⇒半年後に書籍化！！
(半年もかけずに出版することもありますので例えばです！)
はたしてその頃にまだ注目を浴びているのか…ちょっとドキドキですよね！
ＳＮＳ関連の本ではないので少し話が違いますがこんなことがありました…
新たなエネルギー資源として数年前から話題となっておりますメタンハイドレート。
実は飛鳥新社では10年以上前に『エネルギー革命メタンハイドレート』という本を出しているのです！
今は退職された当時担当部署にいた編集さんと数年前にお話しをたときにこの話題になり、
「すごいですね！めっちゃ先取りでしたね！」
「ね～。でも、ちょっとはやすぎた～」というやりとりをしました。
もちろんタイミング関係なく売れるものもいっぱいありますし
話題になることがだけが目的ではなく出す意義がある本もありますよね。
メタンハイドレートの本は後者な気がします。
そんなわけで
すでに出版が決まっているかも、と弱気になりながら
『おかあさん、お空のセカイのはなしをしてあげる！』の著者、竹内さんのインスタグラムからＤＭをしました。
※竹内文香さんについては是非InstagramやTwitterを見てください Instagram ⇒https://www.instagram.com/ayyyyyaka.t/ twitter ⇒https://twitter.com/ayyyyyyaka_t
わたしは何者なのか、なぜ本にしたいと思ったのか、どんな本にしたいか…
つらつらと書いた結果、
何回スクロールさせるんだ！
ってぐらいの長文になりました。
育休中で仕事から少し離れていたこともあり、しっかりしたメールを打つのすら久しぶりでした。
（しかも間違えて鍵アカから送るというミス）
ＤＭがいっぱいきてるって言ってたけど気づいてもらえるかな…
ダメだったらどうしよ…
他社で出版決まってるかな… 長文すぎたかな…
本当にドキドキしました！
そして数時間後に返信が！
きたーーー！！！でも読むの怖い。
おそるおそる読むと…
【結論から申し上げますと、ぜひよろしくお願いします！】
！！！！！
わーーー！！！
驚きとうれしさで震えたことを今でも覚えています。
（先に結論を書くことの大切を実感。。。）
あの時の気持ちを忘れてはいけない
そう思い、今でも時々この時のやりとりを読み返しています。
改めて読み返し気になったことが。
わたし自分が育児に悩んでいるときに竹内さんのインスタを見たというエピソードを書いたんです。
以下、一部抜粋
【娘はねんねが上手にできず、2か月のころから毎晩のように激しい寝ぐずりで・・・・】
ん？
ねんね？？
めっちゃ改まった文書のなかに急にママ友に話すような口調が入ってきている！！
竹内さんじゃなかったら
え！ ねんね？
となったのではないかと思います。。。
そしてここまでで、わたしは一番伝えなくてはいけないことを隠しています。
いや、隠したつもりはないのですが。
さりげなくは伝えました。
※一部抜粋
【育休中なのですが～…～所属は営業部で制作、電子書籍など内勤業務をしておりました。】
これだけでは伝わらないですよね。
編集をしたことがないんですーー！
LINEを交換し改めて挨拶をし諸々伝えました。
次の編集会議でＯＫがでないとダメということ、そして
【編集の仕事をしたことがありません。】と。
進行のことはそこそこわかるので！という謎の自信はありました。
（が、これだけでは全然足りていなかったと後に思い知らされます。）
すると
「そうなんですか！いいですね(笑）」
「営業部経験活かしてください！」
スーパーポジティブなお返事！！
インスタの読者さんには伝わっていると思いますが、本当に明るく元気な方なのです。。。いつも助けられています。。。
電話でお話しした時もこちらまでテンションがあがるというか仕事面でも引き上げられる感覚です！
12月のイベントでお会いした読者さんたちともとっても会話が弾んでいました。
竹内さんとお話しをするとこちらも元気をもらえるので
前回も書きましたが、コロナがなかったら読者さんを交えてお話しするイベントとかやりたかったなぁ。。。
話を戻しまして、その後、無事社内の企画会議も通過し改めて出版へむけて動き出しました！
話を戻して早々ですが、また改めて、制作秘話！？をお伝えできればと思います！ M
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