施策の案出しをするときにやってること
こんにちは、SUZURIでプロダクト開発ディレクターをしているきなこです。
2年目も半分を過ぎ、時の流れの早さにびっくりしています。
今回は最近、施策の案を出すときにやっていることを紹介します。
👀 まずは施策を実施する目的を確認する
そもそも、施策を実施する目的やKPI等は何なのかを考えます。
KPIについては、ECサイトの場合だと流入数やCVRなどがあると思います。
また、それらの指標についていつまでにアプローチを実施したいのか、さらには最終的にいつまでにどれくらいにしたいのかなども考えたほうが良いです。
🌱 施策の種を探そう
ユーザーのタッチポイントから考える
例えば、ECサイトなら以下のような流れがあると思います。
1. インターネットの広告で知る
2. 気になっていた商品(例えば美味しいもの)があったから流入
3. サイトの中で好きなものを探す
4. カートに入れる
5. 情報を入力し、購入完了!
この中から「どこで離脱が多いのか」など、タッチポイントに分けて目的を達成していない原因(場所)を探ります。
探る時は、仮説を立てた上でGAを見ることが多いです。
離脱率は行動 > サイトコンテンツ > すべてのページに載っています。
GAで流入元を見る
どこからやってきたかによって、ユーザーの属性を知ってからアプローチを考えます。例えば、広告経由でやってきた人なら「広告に載せていたあの商品を推そうかな!」など。
ユーザーがどこからやってきたかは、集客 > すべてのトラフィック > チャネルで見ることができます。なお、デフォルトで設定されているチャネルの定義は以下のページに載ってます。
ユーザーの声を参考にする
ユーザーインタビューやアンケート、問い合わせやレビューなどで届いたユーザーの声も参考にしてみます。
そこから仮説を立て、やっぱりGAを見て「ターゲットとなっている人々の多くが感じている課題っぽい…?」となったら、施策を出していきます。
例えば「商品の種類が少ない!」というレビューが問い合わせ全体の3割を占めていたとしたら、商品を検索するページなどで離脱が多いかどうかを確認したり、商品の詳細ページへ遷移しているか確認したりするなど。
🌷 施策の案を出そう
ここまでやったことによって、どんな目的を達成するためには、現状どんな課題があるのかがわかったと思います。
ここから課題に対する解決策として施策を考えていきましょう!
ユーザーの行動を予測して考える
ユーザーに商品を買ってもらいたい…!
じゃあ購入ボタンをでっかくすればいいじゃん!
みたいなことをしても「ボタンでかいから買おう!」とはならなさそう…
なので、実際に買ってもらうにはどんなことをすれば「買いたい!」と思ってもらえるかを考えます。
例えば、いま購入すると10%OFFになる!とか、直近のイベントで使える!とか、数量限定だから買わないと売り切れちゃう、とか…。
すでにある仕組みを活用できないか考える
例えば、他のページにある「おすすめのアイテムを表示する機能」をカート画面にも置くことで同時購入数を増やせないかな?など、すでにある仕組みを活用できないか考えてみます。
他のサービスを参考にしてみる
施策の出し方や具体的なアプローチに悩んだ時に参考にすることが多いかもしれないです。
自分の携わるサービスの競合にあたるサービスやAmazonなど利用者数が多いサービス、自分が使ってていいなと思ったサービスを参考にしてみます。もちろん、丸パクリはしません。
例えば、新規登録者数を増やしたい場合はあらゆるサービスの新規登録動線やオンボーディングを見てみることで、登録したくなる仕組みや流れの勉強になります。
🔔 さいごに
先輩に教わったり、ネットに教わったりして、最近はこんな施策の出し方をやっています。
また、ここに書いてある方法以外にも、施策を出す方法は無限にあると思います。
あくまでも私が最近やってることなので「もっとクールでスマートな方法があるぜ!」って方がいらっしゃったら、コメントなどで教えてもらえると嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました😄
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