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【プロダクトマネジメント】突発的な事象にうまく対処する方法

こんにちは、SUZURIで開発ディレクター(PdM)をやっているきなこです。
昼食後にアイスが食べたいと思いながら作業してたら、いつの間にか食欲が失せてました。これがダイエットの神!?

自社でプロダクトを開発・提供している場合に「突然だけど、これをやってほしい!」みたいな事態に出くわすことってありませんか?

最近、自分の身の回りで「突然だけど、これやってほしい!」というものが発生することがちょくちょくあるので「どうやって最高の着地点に持っていこうとしているのか」を紹介します。

最近あった突発的な事象

何があったん?

6/11(日)23:59まで開催していた、SUZURIのTシャツセールにおいて部長から「流入を増やすべく、流入経路として多くの割合を占めるSNSの言及数を増やしたい!」という課題提起がありました。

さらに「SNSで特定のハッシュタグをつけた人に、抽選でインセンティブを付与するキャンペーンを実施したい!」という具体的なアイデアがSlackに上がり、それを誰かが進める流れとなっていました。

これに対して実施したのが以下のキャンペーンです👇

最終的にSNSチームとプロダクトチームでうまく連携し、キャンペーン実施&結果的にSNSでの言及数・SNS経由の流入を増やすことができました🎉

こんな風に進めたよ

まずは話があった時に、誰がボールを持って進めるのか・どう進めるのかを決め、その情報を集約する場所を作りました。

最初はSlackで課題提起されたスレにいろんな人が思うことを書き続けている状態だったので情報が煩雑になっていました。そこでNotionページに集約することで「何が決まっていて、何が決まってないのか」「この意見はアイデアなのか、決まったことなのか」を明確にさせました。

さらにマネージャーや担当者で集まって話し合うことになったため、以下のポイントを押さえながら進め方や要件を決め、無事にキャンペーンを開始することができました。

  • そもそも、なぜやるのか

  • 現状ある課題に対して、このアプローチが妥当なのか

  • 課題解決し、目標を達成させるには何をする必要があるのか

  • 誰がいつまでに何をやるのか

「このアプローチが妥当なのか」の部分については「そもそも時間に余裕がある状態で進めたら他のアプローチやさらに効果的なアプローチも実施できたかも?」という共通認識を持っていたので、次回からは事前に準備を行なって時間に余裕を持って進められるとベストですね。。

また、今回はSNSで告知+プロダクトの方でキャンペーンの認知を高める仕組みづくりを行ったのですが、SNS側での対応工数や効果を最大限発揮するためにやった方が良いことを教えていただけたので勉強にもなりました🙏
(Tさん、Pさん、Cさんありがとうございました!)

突発的な事象の良いところ

突発的な対応が好きな人ってそんなにいないと思います。
正直、私も事前にちゃんと準備ができたらしたい派です。(スピード感を持つことが大切な前提はあるとして)

ただ、そんな突発的な事象や対応にも良いところはあると思っています。

自身の突発対応力が試せる

「ククク…ついに俺の出番が…」
とはなりませんが、突発的な対応をすると「自身がどれだけサービスの解像度が高く、どういったアプローチが適切であると考えているのか」や「他チームの業務範囲がどれくらいわかっているのか」などを自ずと知ることができます。抜き打ちテストみたいなもんですね。

突発対応をしてみて「私はこの属性のユーザーに対する理解が足りなくて、今回の施策は成功の角度が低いアプローチをしてしまったな…」等あれば、その部分を伸ばすきっかけにもなります。

数を重ねれば得意になる(かも)

プロダクトを作る上で思いもよらないエラーやインシデント、もしくは事業を成長させる上での踏ん張りどころで突発対応は起こりうるものなのかなと思っています。

なんやかんや突発的な対応が必要になるシーンがあるなら、得意な方が良いので、そういった対応を重ねていくうちに「こういった場合はこの対応から着手しよう」みたいな対応力が高まるのは良いことかと思ってます。

とはいえ事前準備して進められた方が安心

突発的な対応は、基本的に前もって準備しておけた方がよかったよね、という結論に至りやすいです。もちろん、外的要因の多いインシデントなどは準備することが難しいので例外はあります。

なので、基本的には事前にアプローチの案を考えて進めておいたり、メインのプロジェクトがうまく伸びなかった場合のリカバリプランを用意したりするなど、事前の準備が大切だなということを改めて実感しました。(当たり前のことかもしれないです)

次回からはあらゆる想定(このKPIが伸びなかったらどうする)をプロダクト以外のアプローチでも考えておこうと思います。

皆さんが突発的な対応をする時の役に立ちますように。

いただいたサポートはプロダクト開発関連の書籍購入に充てようと思います🙏