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出版塾の説明会に行ってみた(在宅ワークを叶えるまで③)

前回のつづきです。


仕事辞めてみようと思うまでの数か月間、
私は本を出すために動いていた。

在宅ワークを叶えるまで①でも書いたように
在宅で仕事をするには、
自営業か作家くらいしか思いつかなかった。

じゃあ、作家になろうと思った。
単純明快に。

もともと小学生のときから文章を書くのが好きで、
ライターや作家に憧れがあり、
フリーペーパーを作ったりしていた。

本屋の作家名に自分の名前のプレートがあったら
うれしいなぁなんてずっと思っていた。


本を出すにはまず出版企画書を書く

数年前から出版についてはいろいろと調べていた。

出版塾なんていうものがあり、
本を出すことを夢見る人のために
企画書を作る。

この企画書というのが非常に大事。
ここに全エネルギーを注ぎ
まずは出版社に目を止めてもらわねばならん。
自分がこれまでにない本が書ける
ということを
紙数枚でアピールしなければならない。

実は、
『人生がときめく片付けの魔法』
こんまりこと、
近藤麻理恵さんは出版塾をきっかけに
この世界的大ベストセラーを世に出している。

NPO法人「企画のたまご屋さん」では、
企画書を送ると、
見込みがあるものは、
出版社の担当者1400人以上に送ってくれる
というシステムもある、


あの、
『「引き寄せ」の教科書』を書いた
ベストセラー作家の奥平亜美衣さんも
ここから本を出している。


つまり、
まずは出版企画書を書いて
編集者の目に止まらないと
本は出せないのだ。


出版塾の説明会に行ってみた


結婚する数年前に
ある出版塾の説明会に行った。 


その出版塾は、
半年ほどかけて
自分の人生を見つめ直し
棚卸しをして企画書を練り上げ、
最終日には複数の出版社の担当者を前に
プレゼンができるというもの。


もちろん、
そのプレゼンで声が掛かるとは限らない。


出版塾には入るつもりはなかったが、
(べらぼうにお金がかかる)
けっこう有名な本を世に出している
編集者が企画した出版塾で、
ゲストも面白い本を出している
著者だったので行ってみた。

行ってみてわかったのは、

出版は、
売れる見込みがないとできないということ。

企画がなんとか、かんとかという話よりも、
如何にその人に知名度があり
売れる見込みがあるかが重要という話をされた。

例えば、
SNSにそれ相応の純粋な
フォロワー数があること。
オンラインサロンなどを開いていて
濃いファンがいること。

思ってたのと違う!
文章のうんぬんじゃねぇ。

それもそのはず、
著者の代わりに書くライターという
立派な職業があり
その人から紡ぎだす文章がどうとかあんまり関係ない。
(そんな風に聞こえた)

現に、
ゲストの著者はライターに書いてもらっていた。
が、この方のコミュニティは濃くてファンはめちゃめちゃいる。
なんと、本は発売前からコミュニティで
クラファンをして何千部と売れたとか。

よく、出版パーティーってあるじゃないですか?
本を積み上げてブックタワーを作るんです。


これも、誰かが買っているんです。

ここまで、
売れる力と著者自らが売る努力をすることで
編集者もプッシュできる。

確かに、そうだ。
この編集者が言っていることはわかる。
本が売れない時代に
売れるものしか出さないなんて
当たり前のことだ。

でもさ、でもさ…。
それって、今の私にはできないじゃん。

呆然としながら帰宅。

でも、やっぱり本出したい

そんな出版業界のことも知りながらも
本を出してみたかった。

仕事を辞める前の数か月間、
とりあえず出版企画書の勉強をすることにした。

出版社と著者を仲介する会社がある。
著者になりたい人と仲介者が企画を練り上げて
仲介者が出版社に売り込みにいく会社だ。

そこの会社が企画している
出版企画書を書けるようになる
オンラインセミナーがあり参加。

10人くらいの参加者の前でプレゼンをしたり
かなり書きたいことが具体化してわくわくした。

セミナーで課題が出て
後日講師と1対1でプレゼンをした。
すると

「私たちと一緒に本を
出すためにやってみませんか?」

と、提案された。

えぇ!?

思ったもみなかった提案に驚きと喜び!
認められた!感がすごかった。
もちろん、仲介者なのでその手数料はある。
今ならお安くしますよという提案。
そこは、納得している。


でも、

「これから、
あす香さんが書くことが立証されるように
セッションをしたり、
ファンを作っていきましょう」
(本の内容が引き寄せの本だった)
と提案された。

心がざわつく。
私、セッションをしたいんじゃない。
ファンを作りたいんじゃない。
本が出したい。


さらに、
「出版されるのは早くても2年、
もしかしたら出版されないかもしれない」
と言われた。

2年もの間、
本を出すためにセッションしたり、
ファン作りするのか…。

数日考えて断った。
私は、本が出したいんだ。

でも、
出版塾の説明会に行っていたからわかる。

現代では、
本を出すから有名になるんじゃない。
有名な人が本を出すんだ…。


次回!!

打ちひしがれている私に
ある人の言葉がきっかけで光が差し込む☆

(予告と違う内容になってすみませんが今日はここでおわり)

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