ランナーの定義
5月に入り、1週間で2つのイベントのゲストとして参加させてもらった。
1つ目は5/8に開催されたRedBullさん主催のチャリティーランイベント
「Wings For Life World Run」
このイベントは今年で9回目になり、参加費が全額脊髄損傷の治療研究への支援にあてられるというもの
全世界同時にスタートし、30分後にスタートして徐々にスピードアップしてくるキャッチカーに捕まるまで走り続けるという鬼ごっこ的ランニングだ。
今年は全世界で16万人以上のランナーが参加し、ゲスト参加させてもらった福岡ではキャッチカーではなくアプリを通しての開催となったが、80人程が参加した。
ラスト5分までもつれた激闘を制し、見事世界1位となったのは4時間で64kmを走破した公私ともに交流のあるプロランナーの福田穣選手だった。
ゴールしたのは日付も変わろうかという時間だったが、会場はおおいに盛り上がった!
スポーツに限らず、どんなカテゴリーであっても世界で1番になるということを実際に成し遂げた姿は素晴らしかった。
それと同時にタイムや勝負だけではなく、ただ走るという1つの目的のために集まり、笑顔で、時には顔を歪めながら走り続ける光景は応援しているこちらが元気をもらっているようだった。
このチャリティーランイベントは毎年5月のこの時期に開催されるので、興味ある方はぜひ参加してみてほしいと思う。
そして、脊髄損傷の研究が進み治療が可能となる未来が来ることを願っている。そのために微力ながら来年も協力していきたい。
2つ目は5/14に開催された
「PayPayドームミニミニリレーマラソン2022」
福岡ではおなじみソフトバンクホークスの本拠地であるPayPayドームでのリレーマラソンだ。
毎年9月に開催されていたのだが、コロナ禍で中止となり、今回3年ぶりの開催となった。
3年前には私も一般参加で走り、見事優勝した思い出深い大会だ。
プロランナーとなり、こうしてゲストという形で参加させていただけることは本当にありがたく、特に地元の福岡のドームで走れるというのはそれだけでテンションが上がってしまうものだった。
セカンドベースの後ろからスタートし、センター側から駐車場を通って地上へ。折り返して同じ道を下っていき、最後はライト側から戻ってきて襷リレーというコースだ。
距離は1.5kmを3人で6周し、全9kmだ。
最初の1周に関しては私とのガチ対決企画で、私に勝つとお肉がもらえるというもの。
午前、午後の2部に分かれていたので私は2戦走ったのだが、そこはやはり負けられない思いが全面に出て、辛くも2連勝を飾った。
その後はランナーのみなさんを一緒に走りながら応援するという役割を任せてもらったので、最終ランナーのゴールまで存分にドームを満喫させてもらった。
ランニングサークルや親子、ソロで参加された方もいてみなさんとてもきつそうだったが、ゴールした後の爽やかな笑顔がとても印象的だった。
本来はフルマラソンの距離をつなぎ、1万人のランナーが参加するこのリレーマラソン。来年はぜひビッグなリレーマラソンで開催されてほしいと思う。
タイムが速い遅いなんて関係なく、走ってみたい人がそれぞれの理由で好きな時に好きなだけ走ればそれはもう立派なランナーだ。
私自身も競技をやっている以上、今は人と競うことに意識が向きがちだが、そこの面白さとはまた違ったランニングの魅力を広めていきたいと2つのイベントを通して感じることができた。
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