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梅仕事の話からの気付き

前回、書くことに煮詰まり、暮らしのことを書こうと思い、梅仕事の話を書きました。そこで、梅仕事についてなら、書けることや人に話せることがたくさんあるなと気付いたのです。ちょうど友達からも梅仕事について質問されたのですが、それに対して気楽に答えられている自分にも気付きました。

その友達はカビが怖くて梅干し作りのハードルが高いとのこと…
そこで私はカビてしまった時の対処法やカビないように作るためのポイントを伝えました。これまでの自分の経験から覚えたこと、伝えられることが色々あって、アドバイスできたことが素直に嬉しかったです。

そして、私にも、友達のように初めて作る時があったことを思い出しました。そもそも作りたいと思ってる時点で、私の場合失敗は想定しないので、友達のように心配から入っていないのですが…人によって物事の捉え方や気になるポイントが異なる、と言うこともよくわかりました。

私の場合、作り方をいくつか見比べて流れを理解し、できそうだなと思ったら勢いでやってしまいます。始める段階ではあまりリスクを気にしないのです。行き当たりばったりなところもあるので、レシピ通りに進めたはずが、うまくいかなくて梅酢が上がる前にちゃんと浸かってない梅からカビが生えてきたなんてことも、もれなくありました。

ただ、そういう時にどう対処したらよいかを調べて対処してきたから、今の私はカビくらい大丈夫だよ、と言えるのです。いくつも、なんだかおかしいぞ?という経験をしたから、その分だけうまくいくコツを知っている…ただそれだけのこと。そのことに気付いた時に、これまでに色々あったこと、全ての経験に感謝しました。

その経験がなかったら、今のように気軽に梅干しを作れていないし、人にも伝えられなかったはずだから。
つまずきも失敗も成功も、どんな経験も、全て尊い。

これは梅仕事に限らずで、初めてのことって不安だし、リスクまで見てやっぱりやめておこう、となったりがちで、やってみたいけど、怖くてできないまま前に進めてないことがたくさんあると思いました。きっとこの友達が私の写し鏡となり、そのことに気付かせてくれたのだと思います。

何をやっても大丈夫。何があっても大丈夫。乗り越えられるし、何度も何度も経験するうちに、いつか、自分や人にも「大丈夫!」と言える時が来るから。今以上に自分に安心してくつろげるようになるよ。

恐れから前に進めなくなった自分には、このメッセージを送り続けようと思います。


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