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【配信後記】5時限目|川向思季さん|「学」を探究する思季さん。卒業後、どう「学」んでいく?

こんにちは!金木犀の香りが、秋を感じさせますね。
アス学生のイデチャンです。
9月6日の22時から、アス学ライブ配信5時限目「『学』を探究する思季さん。卒業後、どう『学』んでいく?」をお届けしました。

今回は「学び」をテーマに、川向思季さんをゲストに迎え、1時限目のゲストだったルカと共にお届けしましたー!
思季さんは長野県立大学に所属しながら、いつもアス学に登場しているクノリさんと共に合同会社キキを経営されています。そのほかにも様々に活動されているようですが、主にはソフトを中心とした「学びの場」についての探究をしているようです。所属や立場を超えた「学びの場」、ひとりでもなければ大きな組織の中でもない、思季さんの考える「はたらく」ってどういうことなのでしょう。

・大学卒業後どうするの?
・「学びの場を探究」具体的になにをしているの?
・宮城から長野に進学した経緯は?
・思季さんの好きなこと
・思季さんにとって「はたらく」とは?

などなどをお聞きしました!

大学卒業後、まだまだ学ぶらしい?

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大学院に行くという噂を聞いたため、この問いをぶつけてみましたが、
思季さんにとって「学ぶ」ということは”学問”の学ぶだけでなく、”日常にもあるもの”。だから、大学卒業と学び続けることは、近いけれど違ったものかもしれないとお答えいただき、初手からビビビッとさせられました。

学ぶって広義な意味で日々の中に散りばめられているもので、生きる中で全人類が日々行っているもの。新しい発見・感情・葛藤とかも学びのうちに入るのではないかなとお話されていました。

学校以外の学びが今の自分の形成に大きな影響を及ぼしていると感じているところがあるようなので、学びに対して学校というものにに執着がなく、そういった意味で卒業する・しない関係なく生涯通して学んでいくということなのですね。

学びの場を探究」具体的になにをしているの?

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思季さんの「学び」に対する考え方を聞いたところで、では実際にどんなことをしているのか、してきたのかについて聞いてみました。

現在「学び」に関係するものいうと、
・高校生の探究学習のコーディネート
・探究学習に関わる人のネットワークの形成
といった活動をしているそうです。

思季さんが関わっている高校生の探究学習では、
生徒自身が自ら興味関心から問いを立てて深ぼっていく、それに向き合っていく活動が半分以上を占めているそうです。

どうして探究学習に関心を持つようになったのか。大きなきっかけは思季さんの中学時代に遡ります。

中3の時に初めて留学し、それから短期留学を複数経験したと話しますが、そんななかで、日本の学校より海外の学校の方が自分にあっているなという体験があったそうです。みんなと同じ空間で同じ学びをしたなかでどれだけ習得したかということではなく、海外の学校では、どれだけ自ら挑戦して向き合って、ときに協働してといった学びの形があったと話します。
留学をしながら、どういう場が自分にとって楽しい学びがあるのかを模索する体験があったことが、現在の探究学習の活動に繋がっているように感じました。

また、現在の活動の中では、みんなで話す場を設け、なによりも自分たちがワクワクする授業を作ることを大切にしていると言います。話すことによって自分が持っていなかった新しい考えに出会え、新しいものに怖がらず自分たちが一番楽しむことでそれを伝播させていけるのだそうです。

宮城から長野県立大学に進学した経緯は?

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話を聞いていて、「学びとなるとどうして教育学部を選択しなかったんだろう?」と単純に気になったので聞いてみました。

先ほどから、「学び」に関して学校に執着していないということが出ていましたが、
”まち”で学び、”まち”が学び続けられる場を作りたいと考え、今のグローバルマネジメント学部に所属したたと言います。
また、長野県立大学は思季さんの代が1期生。先輩もいないし、かつ小さな大学だから、職員と生徒の距離が近かったり、学生も職員も経営者も一緒になって学校の環境や文化、事例をつくっていけることが楽しいんだそうです。

思季さんの好きなこと

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概要欄の自己紹介にも記載してあったように、思季さんは「家族」がすごく好きだそう。

家族の間で、休日にお茶菓子と飲み物を用意して最近の出来事についてひたすらおしゃべりをする習慣があり、その時間がすごく幸せなのだそうです。
家族の日々の、ちょっと幸せだったことを聞ける、そんな時間が増えると幸せだなぁと感じると同時に、家族が幸せな状態って意外と難しく、自分の幸せのために家族の幸せが大事で、そのために地域社会の幸せも大事なのだと思季さんは話します。

思季さんにとって「はたらく」とは? 

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好きな人と一緒に、なにかつくったり学んだりできたらそれは幸せで、
決められたものをつくるというよりは、創作意欲に純粋になってそれが「はたらく」になったら幸せだろうなと思いを巡らせる思季さん。

食べたり寝たり遊んだりという暮らしがある中で、何か新しい価値を産んでいたり、誰かにとっての価値を生んでいる時間が思季さんにとっての「はたらく」になると考えているそうで、その中でお金になっていることが世間一般で言う働くなのかもしれないと言います。
しかし、いますぐお金にならないことでももしかしたら将来的にお金になるかもしれないし、お金じゃない部分で価値を生んでいることがたくさんあると思う。それも一種の「はたらく」なのかもしれないよね、と盛り上がりました。

思季さんのなかで見たい風景は?

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最後にみなさんに聞いている質問を思季さんにもぶつけてみました。

思季さんにとっての幸せな風景は、
友達や知り合いとお茶をして、「最近どう?元気してる?」って言って、「最近いいことあったんだよね」って聞けたらそれで幸せと話していました。

詳しい配信内容は、アーカイブ残っていますのでこちらをご覧ください!↓

<アス学 アーカイブ>
「学」を探究する思季さん。卒業後、どう「学」んでいく?:<アス学〜明日からやりたくなる〇〇学部〜 5時限目>
https://www.youtube.com/watch?v=QIYcZkghBmk&t=3690s

今回の配信を通して

アス学で深く話を聞く以前から、思季さんはすごくフランクで話しやすいイメージを持っていましたが、そのフランクさと親しみやすさでいろんな人を巻き込みながら、その人にとっての「たのしい学び」を作っているのかなと思いました。

思季さんの意欲と人柄があってこそ生み出せる学びがあり、環境があり、幸せがあり、それが家族、地域と広がっていくことは、本当に社会の幸せにつながっていくように感じました。

思季さん、ご出演ありがとうございました!

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