第4回未来教室 ”地域の医療と福祉”  ~すこやかな成長と子育て×医療~  小児科医 すこやかのわ代表 木林京子さん

1月15日(金)に第4回目の未来教室を開催しました。
今回の未来講師は、小児科医で2019年2月に“一般社団法人すこやかのわ”と言う団体を立ち上げた 木林京子さん。
一人ひとりが持つ本来の力を大切にする医療をつながりの中で実践することに取組まれています。

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途中、団体の説明で木林さんは、目指す先を以下のように説明されました。
「子どもたち一人ひとりのすこやかな成長やお母さん、お父さんのすこやかな子育てを応援したい」
「その応援の“わ”を職業や立場、世代を超えて育む」

“すこやかな成長と子育て”  “流れを変えたい” と。

中学生たちも受けてきたはずの現代医療。そして何となく知っているお医者さんと言うお仕事。
今回は、木林さんが小児科医として働かれてきた中で、今の活動に行きついた経緯、医療の課題とこうあって欲しいという思いを中学生に届けて頂きました。

これまで、小児医療に携わってこられた中で感じてきた何とかしたいという気持ちと現実。
中学生にも理解しやすいやさしい口調で、私たちが何となく感じているまたはそうかもしれないと思う医療の課題をデータと共に示していただきました。

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データでみる現状

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お話の後半。木林さんは流れを変えるために出会った“統合医療”と言う医療についてお話を続けます。
患者さんが元々持っている自然治癒力を大切にする医療、その考え方と実際に見てきた患者さんたちの変化と手ごたえ。木林さんの穏やかな力の込もった話に中学生も引き込まれます。

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脳と腸の関係、体を整えるとはどういうことか、健やかな成長・生活を送るための基本。衣食住のお話。

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中学生自身にもそのまま通じ、またその未来での選択にもつながるお話。

未来教室では、未来を自ら作り出すことができる人を育てたいと考えています。自分を大切にし、そして周囲の人を大切にする。当たり前のことを当たり前に出来る人であり、その社会をつくる人であって欲しい。その願いを込めて教室を開催しています。

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お話の後は、いつものようにグループでそれぞれの感想と共にもっと聞きたいことを深めたり、未来講師の感じる課題を解決するためのアイデア作りを一緒に行ったり、気づきと考えを確認していく時間でした。

”活動の原動力はなんですか?“

「総合病院、大学病院にいるとき、本当に色んな子どもさんとご家族さんに出会わせて頂き、本当に大変な現場を見てきた。その中で、もっと早くから色んな関わりが出来たらいいなと言う思いがずっとあった。今ここで話をさせてもらえていることもありがたいこと。病院の枠を超えて出会わせてもらえること。そこでの出会いつながりが新しい世界を開いていってくれる。そういうこと全てが私の原動力となっている。」

医療のお話だけではなく、優しく真っ直ぐに話される未来講師。その生き方と選択に興味を持つ中学生。

第4回もとても意味深い時間となりました。

文)アスエコ柏原

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