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【HOU】Hello,cabbage🥬〜キャベッジ獲得〜

こんにちは、あすとろビエボです

早いもので2月となりましたが、もう1月終わったの!?という感じで時の流れの早さを実感しています。ただ開幕が近づいてきているのでワクワクが増している今日この頃です!

それでは、早速ですが本題に!
2/1(木)にとある移籍情報が入ってきました

アストロズがトレードでトレイ・キャベッジ
獲得したとの報が。大型移籍でもないですが
個人的にはこの補強に驚いたので、少しまとめてみたいと思います。

トレードの詳細

ロサンゼルス・エンゼルスから移籍が確定していたトレイ・キャベッジはカルロス・エスピノーザとのトレードでの加入となりました。
トレード相手となったエスピノーザは22歳のキューバ人右腕で、約144~145km(90マイル中盤)の速球にカーブやスライダーを武器としています。

ファストボール: 90マイル中盤〜後半
カーブ:約70マイル後半〜80マイル前半
スライダー:80マイル中盤

(ご参考に:70MPH=約112km
     80MPH=約128km
     90MPH=約144km)

マイナーリーグでの2023成績
15試合/4勝5敗/ERA 4.29/70奪三振

キャリアでの成績
26試合/5勝7敗/ERA 3.74/98奪三振

まだ若いという点やマイナーでの成績からみても
個人的には将来MLBで先発あるいは救援として
長く活躍できる選手だと思います。

↑とある日の投球の動画があったので
 気になる方は是非

また、40人枠が埋まっているので空きを作るためにデクラン・クローニンがDFAとなりました。
前回のnoteで紹介したのですが、まさかの一度も投げずのDFAとなってしまいました…
おそらくヘイダーが加入したことによって救援の層も厚くなったので、枠を手薄な左打者に回すのを優先したのだと思われます。

キャベッジ獲得の理由とは

アストロズにとって、今オフの補強ポイントで最も重要だったのが捕手救援投手でした。
結果的に、捕手にはビクター・カラティーニ、救援投手にはジョシュ・ヘイダーディラン・コールマンが加入し、重要補強ポイントは良い補強をすることができたわけです。
そこでヘイダー加入後、ブラウンGMはこう言及しました。

If we could somehow get a left-handed bat, preferably an outfielder with some speed, that type of package we'll pounce on it

(どうにかして左打者で、できればスピードのある外野手を獲得できれば私たちはそのようなパッケージに飛びつくだろう。)

次にアストロズが狙いを定めたのは
左打者であること
スピードのある外野手
この条件に当てはまる選手だったのです。

この条件に当てはまる現在(2月上旬時点)FAの選手であればコディ・ベリンジャーなどが当てはまりますが、ヘイダー獲得で贅沢税を超えていて
尚更来年の資金確保も必要なアストロズにとって
これは現実的ではない…
というわけで獲得に目をつけたのがエンゼルスからの移籍が決定的だったトレイ・キャベッジだったというわけですね。

この条件の中でも特に左打ちであることも重要なポイントでした。現在のアストロズ打線の中で左打ちなのはカイル・タッカーヨルダン・アルバレスジョン・シングルトンのみで、左打者が手薄だったのです。またもう1人の左打者であった
マイケル・ブラントリーが引退したことも一つの要因となりました。
そのため、左打者の補強は必須であったとも言えます。
実際、昨年のトレード期限にブラウンGMは左打者の補強もしようとしていたのですがバーランダーやグレイブマンなど投手陣補強を優先しました。

一方外野手という点で見れば
センターが手薄なポジションになっています。
おそらくマコーミックはレフト守備が多くなるでしょうし、センターにいるのはマイヤーズコロナになります。あとはユーリティープレイヤーのデュボンくらいでしょうか。
マイヤーズは成績で見れば厳しいですし、コロナはまだ未知数(MLBでまだ見ていない)なので
キャベッジがセンターでマイヤーズらと共闘しながら起用される可能性が高いと個人的には思っています。
または、ライトでタッカーのバックアップ役割という可能性もありますがおそらく低いでしょう
また、キャベッジのポジションは1塁手登録されているので1塁でもアブレイユ&シングルトンとの共闘という形で主にセンターと1塁をやるのではないかなと思います。
ただセンターに関してはどうしてもまだ手薄感を感じるのでまた補強があってもおかしくないかも…

キャベッジはどんな選手なのか?

Milb:107試合/ERA.306/30HR/89打点/OPS.975
MLB:22試合/ERA.208/1HR/7打点/OPS .553

昨年の成績は上↑の通りです
3Aではトリプルスリー(3割・30HR・32盗塁)も達成し好成績をマーク!
マイナーでの実績は十分な有望株ですね
(有望株といってもそこまで若くないですが)
実際、2023のエンゼルスプロスペクトランキングには26位にランクインしています。

2015年にミネソタ・ツインズに指名されプロ入りしたキャベッジは2016年には早くもチーム22位のプロスペクトになっていました。
2022年からはエンゼルスマイナーに移籍しましたが、成績は良かったものの怪我に悩まされ…
そうして昨年の7月14日にようやくMLB昇格!

↑MLB初ヒットは我らがハビアーからの一打

↑MLB初HRはパイレーツのオビエドから一本
 (打球速度182km,飛距離137m)

ちなみに初HRは大谷さんがパイレーツ相手に投げていた日だったので、リアルタイムで見た方も多いのではないでしょうか?
自分もその1人です!

キャベッジの特徴
①打撃
1番アピールポイントになるのは3Aで本塁打を量産したことではないでしょうか?
圧倒的なパワーを持ち長打率も高くなっています
また、HRをどの方向にも打つことができるため
魅力的な選手だと思います。
ただ、前から言われている通りですが三振率が高いことが課題であるようです。
具体的に言えば昨季418打席で142三振でした。
マイナーで三振率30%を超えることが多く
MLBレベルの速球にどれだけ対応できるかが
活躍できるかのキーポイントになります。
一言で言えば「長打を打てるけど、三振が多い」選手ですね。

↑オープン戦(LAAvsLAD)でのHR

↑トリプルスリーを達成した時のHR

②守備
はっきり言って、守備は上手くないようです。
課題の1つでもあり改善が必要なようで
MLBでプレーするとしてその心配は大きいですね
エンゼルスもそこを疑問視していたようなので…
DHにはヨルダン・アルバレスが入ることになるでしょうし、基本出場するなら守備につくことになりそうですので。
ちなみに守備は先程の通り、外野&1塁です。

肩はまあまあ強そうです。

ほか守備動画(良い場面しか載せてないですが)

③走塁
今季はマイナーで32盗塁と、最近はかなり盗塁をすることが多くなっているキャベッジですが
足の速さには問題なし
平均以上であるといえるでしょう。
ブラウンGMは「スピードのある」外野手を獲得しようとしていたわけなので、まさに理にかなっていると思います。

↑盗塁場面

ということで特徴を簡単にまとめると

圧倒的なパワーを持つが、三振が多い
守備に難
スピード感に期待できる

ということです。

最後に

今回はトレイ・キャベッジについて簡単にまとめてみました!マイナーで圧倒的な成績を残しているだけにチャンスがあればメジャーで活躍するポテンシャルを持っている選手だと個人的に思います。あとは守備面での改善がどうなるかですね。

今回キャベッジはNPB球団が獲得調査をしており
NPB移籍が濃厚との報道が出ていたため、アストロズにトレードと聞いた時は驚きました…!
このチームでポテンシャルを開花させて
大活躍してほしいなと思います
これからの期待として注目していきましょう
それでは、また次回のnoteで!


参考文献

表紙

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