こぐま座流星群の知名度に込められた怨念
さて、来週はこぐま座流星群である。
だいたい、星空の案内をしていると、毎年問い合わせのある流星群で、知名度で言えば3大流星群の次のしし座流星群、オリオン座流星群、の次で5本の指に入るかどうかくらいである。
ちなみに、例年の出現数で言えば、1時間あたり1個程度。
散在流星に紛れてカウントしそこねていないかどうか、不安になるレベルである。
これ以上の出現を見せる流星群は他にたくさんある。
では、なぜこの「こぐま座流星群」が知名度を持っているのか。
非モテ系天文マニアの怨念がそこにあるのだ。
ここで、「こぐま座流星群」の極大日に注目して欲しい。
12月22日23日。
そう、クリスマス直前なのである。
天文部の大事な観測、と称してクリスマス直前の大事な時期に徹夜させ、もし可能であれば風邪でもひいてもらおう、せめて寝不足でデート中起きておくことだけで精一杯で楽しめないといった事態を演出したい。
そういった、部員同士のカップルを妬む非モテ系天文部長の手によって、ふたご座流星群をスルーしてこちらの観測会を行おうとする動きが、全国各所で見られるのである。(そしてカップルの反対により行われない観測会)
結果、こぐま座流星群観測会の名前だけがひとり歩きし、その出現数からすれば過大な知名度を獲得してしまったのである。
諸君、特にクリスマスを楽しみたければ、こぐま座流星群などスルーしなければならない。
なんでもかんでも、流星群だ、(^O^)、ってのではなく、我々には情報を取捨選択するネットリテラシーというものが求められているのである。
※なお、秘密結社ふえがむの中の人がそのような観測会を企画したという事実の有無については、有耶無耶にさせていただければと思います。
#Xmas2014 #流星群 #流れ星 #こぐま座流星群
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