2024年6月6日 双子座新月－5月の満月以降にメンタルやられた人は信念燃え尽き症候群に注意－
6月6日 21時37分に双子座新月をむかえました。
今回の新月は双子座5ハウスで隣には金星がピッタリ重なり、これだけ見るととても楽しそうなイメージが浮かびます。
しかし、前回･牡牛座新月サイクルや、ここに至るまでの背景、新月と土星のスクエア、新月図のAC/MCを見るに、実は明るく楽しく♫という雰囲気でもなさそうです。
この後の月相の流れを追っても、実にシビアでセンシティブな方へ転がっていくので、今回は「信念燃え尽き症候群に注意」というタイトルにしました。
前回･牡牛座新月はじまりのサイクルはしんどい人続出だった
まず、前回･牡牛座新月からのサイクルですが、私や私の周りの人たちを見ると、思っていた以上に満月後、メンタルがやられることが多かったようです。
やはり出発点の牡牛座新月が「抑圧された本来の感覚を取り戻す」テーマを掲げていたこと。
でも自分の感覚のまま生きると社会ではうまくいかないじゃん…というジレンマが強いこと。
一方で、5月15日 上弦以降はそういう過去を別の視点で捉えたり、相容れない価値観からもヒントを得る必要性も示されており。
ちょうど季節も春から夏への移行期で、拡大の木星も双子座へ入ったりなど、ふたつの価値観の間で揺さぶられる1ヶ月になりました。
新月と重なる金星の背景にあるもの
さらに、新月と重なる金星は、昨年の金星逆行のテーマを引き継いでもいます。昨年は獅子座29度 11ハウスで金星逆行が始まり、「自分の内面世界を伝えること」がテーマになっていました。
私の心の中にあるものを伝えて、同じ未来や信念を描ける人たちと共鳴していきたい─
でも、当時逆行中の金星を追っていると、その胸の内にあるものはなかなか人にはわかってもらえない、自分だけが良いなと思っている未来のビジョンのようなもので、言うなれば今までの概念外のもの。
それを伝えることの難しさを知りつつ、じゃあ誰に、どうやって伝えてくか？この問答に一区切りをつけたのが新月前日の6月5日･太陽金星合の日でした。
実はこうした背景があるので、新月&金星 5ハウス＝シンプルに楽しもうー！って感覚もなくはないですが、今回の新月図を隅々まで見るに、やはりそれだけじゃない感じがしますね。なかなか分かり合えないと知ってるから、話が伝わりそうだと張り切っちゃうところもあるように思います。(情報や言葉を伝える3ハウスに火星とキロンがいますしね)
新月と土星のスクエア/アセンダント山羊座が示すもの
そんな新月に干渉しているのが土星2ハウスです。
今の土星は魚座にいるので、現実見ろー！(平手打ち)はないですが(笑)、「精神性やビジョンはそこに在るかい？」「なんのためにそれを実行刷るんだい？伝えるんだい？」と、うっすら微笑みながらしっかり問いかけてきそうな雰囲気です(一番怖いやつ笑)
アセンダントは山羊座で、高い目標を志すことを促しつつ、支配星･土星は2ハウスなので、やはり現実感覚も大切に。自分の身の丈に合ったものやライフスタイルとの兼ね合いを確認する必要があるでしょう。
小惑星ネッススが示す「欲望」とどう付き合うか
そして土星の隣には小惑星ネッススが重なり、ここも「燃え尽き症候群」に一役買いそうな雰囲気です。
ネッススが表すのは「底なしの欲望」。自然体で身の丈に合ったもの(＝2ハウス)から大きくはみ出しても欲しがるような欲求と聞いて、あなたは何を思い浮かべるでしょうか？
この新月の2週間後には山羊座満月をむかえ、さらにその次の満月も山羊座でおきるので、支配星･土星とその隣にいるネッススはしばらく要注目です。
「欲深く支配したいもの」と聞くと、自分とは無関係に思いがちですが、ネッススは誰の中にも存在します。頭じゃコントロールできない、苛立ちや焦燥感に直面するとき、ネッススがいるかもしれません…。信念の強さから、相手の幸せを願っている顔をして、(無意識のうちに)自分の考えを押し付けるカルト宗教みたいにならないよう注意しておきたいものです。
前回の牡牛座新月サイクルがしんどかった人へ
そして、前回の牡牛座新月サイクルが思った以上にしんどかった人は、今回の新月の意識の高さが
逆効果になる可能性もあります。
特に5/23満月以降、今まで我慢してきたことが
蒸し返されてしまった人。自分と周りの感覚が違いすぎてそれを否定されてしまった人。とにかく人との比較意識や他者への気配りに疲れてしてしまった人。
そんな人たちにとって、今回の双子座新月サイクルは再起をかける気持ちになるかもしれません。
しかし、6月中旬〜夏至にかけてのチャートを見ると、自分の不甲斐なさや限界を感じたり、またお前か！な人が邪魔をしてきたり…。
スタートが張り切り隊だった人ほど、落差の大きさに疲れちゃうので、「とにかく肩の力を抜くこと」。
超絶シンプルですが、コレを絶対忘れないでください！(特に乙女座･山羊座･蟹座･獅子座･水瓶座の人は要注意です)
次回はこれを踏まえて、6月6日 双子座新月〜7月2日 バルサミックムーンの流れやポイントをお伝えしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の新月や今後のムーンサイクルについて解説した、「8つの月相ワーク･双子座新月編」をリリースしました。
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