頼清徳氏の中華民国(台湾)新総統選出についての占星術的考察

昨日、次の中華民国(台湾)総統に選出されました頼清徳氏のネイタルチャートの記事をアップしました。

今回は頼清徳氏がこの時期に選出されたことについて考えられることを占星術的に考えてみたいと思います。

頼清徳氏のネイタルにプログレス(緑)とソーラーアーク(青)を重ねたもの

軽く、プログレスとソーラーアークを見てみましょう。作成した日が選挙の日ではなく今日(1月16日)になっていますが、プログレスとソーラーアークなのでほとんど同じはずです。

もともと太陽天秤座の方ですが、プログレスの火星、パラス、木星、太陽が射手座に入って射手座モードに入っている感じがします。火のサインですし意欲的にあるいは闘争的になっていると考えられるでしょう。ソーラーアークのドラゴンヘッドがネイタルの射手座のセレスあたりに来ています。ソーラーアークのベスタと火星も射手座。守るために、あるいは発展するために戦うみたいな感じがしますね。必ずしも戦争と言う意味ではないかもしれませんが。

トランシットのセレスは山羊座に入ってネータルの土星と合。ソーラーアークの海王星とジュノーそしてパラスも山羊座。権力志向(の時期)と言う感じがします。

ソーラーアークの木星、月、セレスが水瓶座に入っていて自由とか開かれたものを求める気持ちも強まっていると思います。

ソーラーアークの土星は魚座に入っていてネータルの冥王星とオポジション。ちょっと恐ろしげな感じもします。

出生図と選挙の日のトランシット

出生図と選挙の日のトランシットです。ネータルの火星のところにトランシットのドラゴンテイルが来ています。これが火種を表しているようで懸念されるところです。

サインをまたいでいますが、ネイタルの土星の近くにトランシットの水星が来ています。責任を引き受けて働くと言うことでしょうか。

蠍座のネータルの海王星の反対側にトランシットの木星。タイトなオポジションです。海王星の働きを強めると思います。幻想を抱いたり、あるいはする側される側にかかわらず、不正などには用心すべき時期かなと思います。ネータルのベスタ(天秤座)とトランシットの牡羊座のカイロンもオポジションです。ベスタって守る感じがしますが、この組み合わせはややもすると被害者意識みたいなものにつながるかもしれません。

トランシットのドラゴンヘッドはネータルの冥王星とセスキコードレート、テイルはセミスクエアに。国民への影響も大きいかもしれません。

ネータルのドラゴンヘッドはトランシットの天王星とセスキコードレート、テイルはセミスクエア。これも影響がありそうです。冥王星のことと合わせて社会は大きく変わりそうです。

選挙結果を受けて台湾と断交した国もありますが、ノード軸(ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル)は関係性という解釈もありますから、いかにもな感じがします。

台湾の始原図とトランシット

最後に台湾の始原図とトランシットを見てみましょう。この図は中華民国憲法の施行に基づいたものであり、ニコラス・キャンピオン氏の"The Book of World Horoscopes"の"062 CHINA-NATIONALIST"とある図に相当します。ただし本はプラシーダスによるよるのに対し、掲載の図はコッホで作成してあります。トランシットは選挙のあった13日のものです。なお、始原図とトランシットについてはそういう傾向のある時期と考えられるということであって、誰が選出されたからと言うことではありません。運命によって彼になったと言うことはあるかもしれませんが。

5室水瓶座に月があるのがいかにもな感じですね。5室は選挙の意味もあるといわれます。

怖いのは軍事や疫病などの意味があるとされる6室のカスプ附近に土星が来ていることですね。しかも、始原図12室乙女座の火星とオポジションです。きな臭さは増してしまうかもしれません。海王星も来ています。病気や薬害、化学兵器や生物兵器などにも注意が必要かもしれません。あと、幻想に基づく軍事や感染症対策とかそういうリスクも考えられるかと思います。

7室牡羊座にカイロンと始原図のセレス附近にドラゴンヘッドが来ていますが、これもいかにもな感じがします。同盟関係や対立関係に関する傷やしこりを癒やす必要がある時期かもしれません。

8室に木星と天王星が来ていますね。しかも天王星は始原図の月のあたりです。台湾の実情はよく知らないのですが、一般的に占星術としてみると死亡率の増加や債務や税の問題、関係国の経済の影響などが考えられます。何かそういうテーマで急激な変化とかショックが起こるかもしれません。

9室双子座の始原図の天王星附近にトランシットのベスタが。国益を守るべく外国とどう向き合うのか正念場かもしれません。

3室射手座にトランシットの金星、セレス、水星が来ています。サインはズレますが、水星は始原図の太陽に近いです。いろいろ情報が関係してきているのでしょう。新総統のコミュニケーション力などのいみもあるかもしれません。

4室山羊座にトランシットの火星、始原図のジュノーのあたりに太陽が来ています。国土を守るような意味もあるかもしれませんが災害にも要注意かもしれません。そして始原図の金星の位置にトランシットの冥王星が。5室のカスプ附近と言うことで選挙と関係があるのかもしれませんし、出生率や恋愛、結婚、あるいは芸術などに関係しているかもしれません。この冥王星始原図の木星とはセミスクエアですね。なにか政治とお金みたいなこともあるのかもしれません。台湾の実情はよく知らないので、占星術上の可能性として一般論で書いています。ご了承ください。

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