関東大震災前の月蝕と震災後の日蝕のホロスコープ

1923年(大正12年)9月1日の関東大震災は同年8月26日の月蝕と9月11日の日蝕の間に起きました。そこで今回は震災前の月蝕と震災後の日蝕のホロスコープをご紹介しようと思います。震災自体のホロスコープは前回の記事をご参照ください。

関東大震災前の月蝕図

関東大震災の前の月蝕の東京のホロスコープです。ラファエル六世の説に従い満月図として作成してあります。

地震前の図ということに留意してみると4室蟹座に冥王星があり、1室牡羊座のカイロンと7室天秤座のベスタ・土星の合に対してスクエアのTスクエアが出来ていること。

12室魚座に月(国民・住民の苦難の暗示か)、そしてドラゴンテイル天王星の合が入っていて、天王星は8室蠍座の木星(多数の死者や震災善後処理公債を思わせます)、そして冥王星とトラインで水のグランドトラインが出来ていること。そのあたりが震災前の図という感じがします。

6室に太陽があって月とオポジション、MCとトライン、2室カスプ手前の牡牛座のリリスともトラインで地のグランドトラインが出来ています。復興や震災後の街作りを思わせます。

関東大震災後の日蝕

こちらは関東大震災後の日蝕です。新月図として作成してあります。

12室に星が多いですね。乙女座にジュノーと火星の合、ドラゴンヘッド、月・太陽・金星の合が入っています。官民とも大変な時期という感じがします。金星も入っているのは復興予算でしょうか。

6室魚座にパーテックス、ドラゴンテイル、天王星が入っていて、天王星は太陽・月・金星とオポジションです。復興のために働くとか、労働環境の変化という感じがしますね。2室蠍座の木星、6室魚座の天王星、10室蠍座の冥王星で水のグランドトラインが出来ています。サインは水ですが、ハウスは地的といいますか、物質性や価値観に関するもので復興という感じがしますね。

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