三淵嘉子さん(朝ドラ『虎に翼』モデル)ネイタルチャート

OOB:金星、セレス

NHKの連続テレビ小説『虎に翼』のモデルとなった、女性初の判事、三淵嘉子さんのネイタルチャートです。ウィキペディアの情報に基づき作成しました。時刻はわかりませんでした。1914年(大正3年)11月13日のお生まれで、生まれた場所はシンガポールなんですね。シンガポールの漢字表記「新嘉坡」から一字を取って「嘉子」としたそうです。調べる前は大正天皇の諱から取ったのかと思っていました。

生まれる前の日蝕は獅子座の27度台(数え28度)でサビアンシンボルは「大きな木の枝にとまるたくさんの小鳥」です。日本で女性初の弁護士や裁判官になられた方ですし、このサビアンシンボルのような広がりがあったのではないかと思います。細々としたことに集中すると云う意味もあるようですが、担当する案件でも、出てくるいろいろなことに集中して判断されたのではと思います。

生まれた時刻がわからない場合は、私は太陽から読んでいくことが多いですが、今回は水瓶座の天王星と木星の合に注目したいと思います。また、水瓶座には小惑星セレスも入っています。この時の水瓶座の天王星と木星の合は第一次世界大戦の時代でもあるのですが、本人は戦前の男性優位の法体系で随分悔しい思いをされたそうですが、そういうものが開放されていく時代に立ち会った、その一翼を担ったというのは、興味深いものです。木星は法という象意もありますし、また天王星は革新を表しますし、サインは天王星が支配している水瓶座です。セレスも入って新しい法体系やその社会を育たていくような感じもします。

また天王星は蟹座の土星・冥王星のタイトな合とバイキンタイルです。強い運命的なエネルギーを感じます。土星的な制限(性差別などでしょうか)への悔しさもあるでしょうし、土星的なもの(権威・体制など)が崩れていく感じもします。ちなみに特攻隊などは冥王星蟹座世代だそうです。国や故郷を守るために命を捧げるイメージでしょうか。

蠍座に水星と太陽が入っていて、それらは木星とスクエア、水星と天王星はタイトなスクエア。法律的な処理能力や自由を求めるスキルみたいな感じがします。切れ味は鋭い感じですね。粘り強い感じもしますね。

獅子座の海王星は山羊座のパラス、水瓶座の天王星とオポジション(海王星と天王星は緩め)、それらと水星がスクエアのTスクエア(海王星と水星は緩め)。聡明さに獅子座的な意志の力が加わるのでしょうね。

射手座には火星と金星。法律家のチャートということで、射手座や9ハウスの星が気になるところですが、時刻がわかりませんのでハウスはわかりません。射手座には星がありました。金星は魚座のカイロン及び乙女座のジュノーとスクエアで、柔軟宮Tスクエアとなっています。火星は魚座−乙女座のノード軸とスクエアです。月は乙女座ですが、火星とのキンタイルが成立するかはわかりません。正義感が強いのではと思います。共感と処理していくことと、法そういうものが組み合わさっている感じがします。射手座の火星などを見ても不平等な法体系などにも苛立ちを感じやすかったのではと思います。

ところで『虎に翼』で見合いの場面で、「五黄の寅の生まれで…」とか父親が紹介する場面がありますが、モデルとなったこの方も実際に甲寅五黄土星の生まれです。凄くパワフルな感じがしますね。


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