マドモアゼル・愛先生の「月の理論」は月と海王星と水星のTスクエアがもたらしていた?!

時々見るマドモアゼル・愛先生のネイタルチャート。6室牡羊座の月と12室天秤座の海王星がタイトなオポジションです。誤差は28秒くらいですからものすごくタイト。それらと3室山羊座の水星がスクエア(こちらは2度あまり誤差があります)のTスクエア。

改めてこのチャートを見たら、マドモアゼル・愛先生の(賛否渦巻く)「月の理論」はこのアスペクトがもたらしたのではないかと思いました。

12室天秤座の海王星(サビアンシンボルは「逮捕された二人の男」)、6室牡羊座の月(サビアンシンボルは「空(から)のハンモック」)それらと3室山羊座の水星(サビアンシンボルは「歌っている隠れた合唱隊」)がスクエアのわけですが。海王星が12室でカスプ附近には火星もありますし、月あるいは水星から見るとこの海王星はとても恐ろしいものでしょう。若い頃は神経症で悩まれたそうですが恐怖などは増幅されやすい配置かと思います。また共感性も非常に高いのではと思います。

ある時にその神経症は本物ではないと気づいたとおっしゃっていましたが、幻影みたいなものを見破ったということでしょう。月と海王星がこれだけタイトなオポジションですから、賛否はさておき、少なくとも愛先生にとっては月は幻想とセットということになろうかと思います。別に「月の理論」が嘘だとか批判しているわけではありません。個々人の見解はすべてその人の見方を通したものであり、愛先生の人生においてはそれが真実なんだろうと述べたまでです。

面白いのが、森田療法の話をしながら、神経症の克服法を話されますが、歯磨きをするとか、日常のことをしていくよう勧めます。まさに牡羊座の月(しかも6室)の「空(から)のハンモック」(規則的に行為を行う意味があるそうです)そのものではありませんか。月の幻影克服の処方箋が、そのまま愛先生の月のサビアンなんです。誰でもそれができるかはさておき、愛先生の人生においてはおそらくそれが正解なのでしょう。

理論化するのは3室の水星の仕事かなと思います。

他の天体でもそうですが、サビアンシンボルの象意って処方箋的な働きがあるように思います。

愛先生がサビアンシンボルを読まれるのかは知りませんし、自身のホロスコープを見て思いついたかはさておき、結果的には星の通りになっているなと思いました。

以前書いた愛先生のネイタルに関する星読み記事は


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