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はじめての尿管結石(その1) - 発症
はじめに
猛暑が続く熱帯夜の夜、私は尿管結石を発症した。初めは何が起こったのか分からなかったが、痛みに耐えながら近くの病院の救急外来に駆け込み検査すると尿管結石だと告げられた。
発症から1ヶ月後の診察では順調に膀胱近くの下腹部まで結石は下りてきていた。このまま順調に自然排石できるかと思ったのだが、更に1ヶ月後の診察で石は動いていなかった。
結局、石は手術で除去することになった。
尿管結石の発症から入院、手術、その後について思い出しながらnoteする。
発症
8月6日(日)夜、いつものように大河ドラマを見ていた。
20時20分頃だっただろうか。座椅子に座っていた私は右脇腹に痛みを感じ始めた。次第に痛みはひどくなっていく。
最初筋肉系の痛みのように感じられたので、姿勢を変えて楽にならない試してみるが、どの体勢を取ってみても痛みが変わらない。これまでに経験したことがない痛みが更に激しくなっていく。
大河ドラマが終わり、とりあえず早く寝ようと布団に入ることにするが、激しい痛みはなおも続く。我慢するが一向に治まりそうにない。
余りの痛みに救急車を呼ぼうかと悩むが、母が通院している病院に救急外来があることを思い出しネットで確認してみる。確かに急患を受け入れているようだ。
自転車なら5分もあれば行ける。意を決して痛みを押して病院へ向かう。
救急外来
病院に到着して入口の窓口で右脇腹が痛いのだが、診てもらうことはできるか聞いてみる。
「電話されましたか?」
「いてません」(電話かけるの苦手なんです・・・)
どうもここは守衛さんがいる窓口だったようで、診察可能か確認するので待つように伝えられる。
しばらくして十分な診察はできないかもしれないが検査ならできる、と言うようなことを言われたと思う。
ここは総合病院ではあるが、全ての急病患者を診るほどの対応ができるわけではないのだ。
病院に入ると別の窓口があり、問診票へ記入するように言われ記入する。
記入して廊下で待っていると、医師なのか看護師なのかそれ以外なのか分からなかったが女性の方が対応してくれる。
問診票を確認しながら体温を図ったり、いつから痛みが出たかなど聞かれた。合間に窓口にいた男性から、
「以前○町に住んでいましたか?」
「あー、そこ実家です」と答えた。
最初窓口で「(こちらの病院は)はじめてです」と診察券も持っていないので言ったのだが、地元の病院なので物心ついた頃に診察を受けに行った記憶が何となくある。
そして後から思い出したのだが、社会人になる時に健康診断をここで受診していて、血液検査で肝臓の数値が悪いと言われたのだった。CTを撮影したして脂肪肝だと言われ(人生で体重MAXだった)、結局就業には問題なしという診断書を添付して健康診断書を会社に提出したのだった。恐らくその時のカルテがまだ残っているのだろう。
話を戻そう。
症状を確認していた女性がここ痛いですか?と言って背中の右腰辺りをげんこつで叩いた。
「あー、痛い痛い」
激痛だった。何故こんなに背中が痛いの?
症状から分かったのか尿を取ってくるよう検尿カップを渡される。採尿後、廊下で待っていると今度はCTを撮りましょうと言われて案内される。
CT撮影が終わった後、廊下で待つように言われる。真っ直ぐに椅子に座ってられない。特に痛みが楽になるわけではないけど、左に上半身をひねって少し腰を屈めて座る。すると突然一言目に
「痛いやろう。石映ってるわ。見てみる?」
男性医師が現れすぐ傍の部屋に案内される。
「石映ってるやろう。尿管結石。5mmくらいかな。結構大きいで。泌尿器科受診せなあかんわ。石出るの時間かかるで。」
「自然に出るんですか?」
「そう」
その医師は先ほどの女性に痛み止めの坐薬を入れるように告げる。部屋のベットに横向きに寝るように言われ、その女性にパンツをずられされ坐薬を入れられた。
再度廊下で待つように言われる。しばらくすると今度は薬剤師がやってきて痛み止めの頓服薬(飲み薬)と排石を促進する薬(3日分)を処方される。
この病院には薬局がないので薬剤師はいないと思っていたが、よく考えると急患や入院患者向けに処方しないといけないので薬剤師がいないわけではなかった。
またしばらく廊下で待っていると、窓口から名前が呼ばれ会計をする。この時間は正確な会計ができないので、概算で費用請求され、後日会計窓口で精算するよう言われる。
帰る頃には痛みが引いて少し楽になっていた。坐薬は確かに即効性があるようだ。少しホッとして自転車で帰宅した。
もしかしたらこのまま入院することになるのではないかと不安に思ったが、尿管結石は痛みの割には入院するような病気ではなかった。後で調べて分かったが、尿管結石は即生命にかかわるような病気ではないのだ。
眠れない夜・・・
痛みは少し楽にはなったが、帰宅して寝ようとしても眠れなかった。夜半過ぎになって眠れないので早速もらった痛み止めを飲む。しかし十分な効果が感じられない。
結局ほとんど眠ることなく朝を迎えた。痛みが引かないので再度痛み止めを飲む。仕事に行けそうにないので体調が悪いので休むと連絡した。
長くなったので今回はここまで。続きは次回に
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