「はやぶさ2」帰還カプセル世界初公開

今日の午後から相模原市立博物館で「はやぶさ2」帰還カプセル世界初公開展示が始まりました。というわけで、午前中に行われた記念式典に参加させていただきました。

「はやぶさ」のときもそうだったと思いますが、公開されたのは帰還カプセルを構成する「前面ヒートシールド」「背面ヒートシールド」「インスツルメントモジュール」「搭載電子機器」「パラシュート」の5つ。最初は青いシートに覆われていたこれらのパーツは、本村相模原市長や國中宇宙科学研究所長らの挨拶の後、一斉にシートが引かれお目見えとなりました。

背面ヒートシールドなど、刻み込まれた地球大気圏再突入時の熱の影響が「はやぶさ」のカプセルと同じような感じで、既視感というか…なんだか懐かしい気持ちになりました。一方でインスツルメントモジュールは宇宙を52億kmも旅したとは思えない美しさ。これらを見ると、実物が持つ力というものをまざまざと見せつけられます。なお写真では前面ヒートシールドと搭載電子機器のケースに半透明のシートがかかっていますが、これは機密保持のため。皆さんが見るときには外されています(ただし撮影は禁止)。

しかし、どの写真も皆さんマスクをしていて…このご時世なのでしかたないですが、笑顔が見られずに残念です。

相模原市立博物館での公開は既に申込が締め切られていますが、この後、3月27日(土)〜4月11日(日)で国立科学博物館(東京都台東区)でも公開が予定されています。こちらは入館するのに予約が必要ですが、それだけで見られますので、行きやすいと思います。ぜひ皆さん自身の目で、「はやぶさ2」が届けてくれた“玉手箱”を見ていただければと思います。

なお、帰還カプセルは全国巡回も予定されているそうです。國中さんが明言されましたので、いずれ日本各地を巡ってくれるでしょう。皆さんの街にも帰還カプセルがやってくるかもしれません。ご期待ください。

次は、できれば中身を見たいなぁ…（笑）