バルコニアン(5) 新たなルーフ・バルコニー庭園へ
バルコニアンに降りかかった試練
前回の noteでは「バルコニアンに降りかかる試練」ということで、マンションの大規模改修のために、ルーフ・バルコニーの庭を一旦リセットする話をしました。
バルコニAは和風庭園にしたかったので、大理石の飛び石や玉砂利、レンガを敷き詰めて庭をレイアウトしました。「枯山水」とまではいかなくとも、それなりの雰囲気は出るものです。
植物はバルコニーなので鉢植えを並べることになります。ツツジやモミジを主体に、ざっと100鉢。園芸店に行くと、ついつい買ってしまうためです。こういうのを「園芸病」というのかもしれませんね。
問題はそんな状態の庭を元の何も置かれていない状態に戻すことです。いったい、どうしたものか・・・。しばらくの間、思案にくれていました。
持つべきものは友
助けてくれたのは友人でした。幸いなことに園芸好きの友人がます。事情を話すと、鉢植えを引き取ってくれることになりました。大変、助かりました。鉢植えを捨てるのは忍びないことです。何しろ、植物は生きています。友人が引き取ってくれるのなら、万々歳です。
結局、70鉢以上の鉢植えを引き取ってくれました。しかも、石やレンガもです。こうして、前回のnoteで紹介したように、バルコニーはとてもすっきりした状態に戻ったのです(図1)。
ベランダに退避
大半の鉢植えや石を友人が引き取ってくれたとはいえ、まだ鉢植えが30個以上は残りました。そして、一部のレンガもです(図1)。
鉢植えの方はベランダに退避させることにしました。幸い、ベランダにもそれなりのスペースがあります(図2)。ただ、ベランダは鉢植えだらけになり、大変でした。ベランダで園芸を楽しまれている「ベランダー」、いとうせいこう氏のことを思い出しました。
バルコニーの修繕が終わるまで、3ヶ月ぐらいはその状態が続きました。その間、リセット後のバルコニーをどうするか考えて楽しんでいました。
軽い庭へ
今回、マンションの大規模修繕で学んだことは「あまり大掛かりな庭にはするな」ということでした。石も重いし、鉢植えも重い。なるべく軽めの設定で、庭造りをすることがルーフ・バルコニーでは大切です。
そこで、鉢植えも石も減らした庭にしてみました。その年の冬、雪の日のバルコニーの姿です(図3)。ずいぶん、スッキリしました。
また、これから・・・
しかし、「園芸病」がすぐに治るとは思えません。結局、また大変な庭になっていくのだろうなと恐れています。
そうこうしているうちに、また春がやってきました。遅ればせながら、椿の花が一輪(図4)。いいものですね。
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