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生きづらくたって、生きていく#9
例えば今日が淋しいなら。
私は敢えて誰にも会わない。メールもしない。
この心の底から湧いてくるような感覚は、誰かや何かで埋められるものではないと、もうとっくに気付いているから。
もしこの淋しさを何かで埋めようとするなら、破産するまで喰い潰したって満たされないし、誰かで埋めようとしても刹那の幸福感しか得られないと知っているから。
この感情が依存することを覚えると、やがて身を滅ぼすのは目に見えている。
この深い谷に落ちてしまわないように、本当に気をつけなくちゃいけないんだよ。
でもね、この感情を否定しなくてもいい。
淋しいという感情が、今でも自分の中にあるんだってことを知るだけでいいんだから。
そのえぐれたままの部分を無理に埋めなくたっていい。焦らないで。
この状態をつらくないか、しんどくないかっていわれると、正直うまく返事が出来ないかもしれない。
でも、私は大丈夫だと信じている。
そうして私は、今日を生きていく。
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