見出し画像

金星蟹座入り~荒れ狂う火星をなだめられるのは愛と美の女神・金星だけ

※この記事は占いサイト・WORDSさんで書いたものを再掲しています。

連休が終わる5月7日夜の日付が変わる頃、金星が蟹座へと移ります。
蟹座には闘いの守護神・火星が滞在中です。
荒れ狂う火星をなだめられるのは愛と美の女神・金星だけ、って知ってましたか?
そんな蟹座金星の1ヶ月を過ごすポイントをまとめています。


金星と火星の関係

火星は神話の世界では戦いの神・アレスと結びつけられています。
手の付けようのない戦意に満ちた荒くれ者と表現されることが多いです。
この烈火のような男にも、ただひとり心を開いた者がありました。
それが愛と美の女神・アフロディーテです。

官能的なイメージの強いアフロディーテですが、愛し愛されることの象徴としての女神でもあります。どうしようもなく湧いてくるアレスの衝動を、うまく収めていったのはアフロディーテの愛情だったのですね。

蟹座の世界観

蟹座に代表されて連想されるものには、「家族」「家庭」「仲間」「コミニティ」があります。家族をはじめとする濃い繋がり、仲間意識、連帯感、チーム、職場、地域、などが例に挙げられます。
そんな蟹座には、3月25日から火星が滞在しています。
占星術の解釈では、蟹座の領域(家族、仲間、地域など)に火星が入ると、活気づいたり変化が起きたり、忙しくなったりする…というふうに星の関係を読んでいくことが出来ます。

実際にも新年度を迎える頃と重なりますから、環境が変わって忙しく感じたり、新たな出会いを受けてチャレンジする機会も、多くあったのではないでしょうか。

この火星の性質がうまく発揮されずにくすぶっていると、つまらないことで言い争ったり、ヒートアップしてしまったり、変化について行けずにぐったりしてしまったりと、身近な環境をマイナスに感じてしまうような出来事が増えてくるようになります。
家でも職場でも学校でも、トラブルが発生するとたちまち居心地が悪くなるものです。
心地よく、安定した、安全な居場所を求めるのが蟹座の世界観です。

愛の星・金星でやさしく共感していく

もしも今、自分の所属する居場所(家庭や職場など)で何か好ましくない出来事が起きているならひとりで抱え込まず、まずは必要に応じた助けを求めましょう。
誰かひとりが我慢をしていたり、集中して被害を被っているようなら、囲い込みは禁物です。適切な支援を受けられるように慎重に対応してみてください。

ちょっとしたトラブルなら、起こっているものごとを「愛の目線」でみることが大切です。
愛の目線とは、「やさしさ」「気配り」「共感力」で相手や物事を「受け入れる」姿勢のことです。起きた出来事や相手の考えや行動を「理解するために努力をする」ということです。

これが簡単なようで実はむつかしいですね。笑

火星と金星のバランス

相手が家族やパートナーだと、とくに距離が近すぎて(共感しすぎて)自分の感情と相手の感情を切り離すことがむつかしくなります。甘えや依存も出てくるでしょう。
簡単に腹も立ってきますし、要らない心配や嫉妬とかも起こしやすいです。

でも、そういった感情もぜんぶふくめた上で相手を「受け入れる」姿勢を持っていきましょう。
荒れ狂うすべての感情には、愛(金星)の存在がいちばんなのです。
くれぐれも力(火星)で応戦しないように注意が必要です。

火星は男性性、金星は女性性の象徴でもあります。
ちょうどよい落としどころをみつけて、両者の間に心地よいバランスを取りましょうね。献身的に与えるだけの愛では疲れてしまいますよ。
愛され女神・金星は、愛されることも受け取り上手なのです。

まとめ

・火星は荒くれ者の戦いの神、アレス。
・金星は大きな愛で包み込む女神、アフロディーテ。
・家族、仲間、チームの繋がりを活気づける蟹座の火星。
・安心できる居場所を求めている蟹座の火星。
・起こっている出来事、相手の行動や考えを「愛の目線」でみる金星。
・荒れ狂う力(火星)を収めるのは真の愛の存在(金星)。
・火星(男性性)と金星(女性性)のバランスを図る。
・愛され女神、金星は 愛されることも受け取り上手。

蟹座金星の期間は6月5日までの約1ヶ月です。
あなたの中の火星と金星がどちらも光り輝きますように☆


ありがとうございます。いただいたサポートは西洋占星術のスキルアップ・技能向上・普及の活動に役立ててまいります。