欠点を嫌わないで
※この記事は占いサイト「WORDS」で公開したコラムを再掲しています。
いつも同じパターンで躓いたり、変わりたくてもなかなか変われない。
そんなことって日常にありますよね。
西洋占星術（星読み）の観点から、その対処法をお話しします。
嫌いはスキの裏返し
何か失敗をすると、ついつい自分の嫌な部分を責めますね。
自分の嫌いなところや、欠点と感じるところは誰でも2つや3つはあるでしょう。
ホロスコープでは、火星や土星があるサインに嫌な感覚を抱いているかもしれません。
アセンダントのサインも強烈な個性を放つので、想定外の不具合を呼ぶ可能性があります。
いずれも、欠点に目を向けて意識するたびに、その部分を助長させてしまいます。
好きな相手を思い浮かべるたびに、好きな気持ちがどんどん募るのとメカニズムは同じです。
想いが愛を育てていきます。
嫌いと思えば思うほど、欠点は際立ってきます。
欠点を育てたくないなら、目を向けないのが得策です。
両手を上げて降参しよう
これは、あきらめではありません。
無理に自分を変えようとすると、不自然さが強まります。あなたがあなたでなくなるからです。
欠点は個性だから。個性が削られたら、生きる希望も削がれてしまいます。欠点すらもあなたを構成する、大切な要素なのです。
ホロスコープの中に、土星や火星を持たない人はいません。
どんなに美しい印象の人も、嫌いな部分やコンプレックスを持っているということになります。
嫌ったり排除することはすっかりやめて、欠点を受け入れましょう。
いつもながめている町並みのように、普段の風景として溶け込ませていきましょう。
嫌な部分は魅力に変えて
あなたの中に存在するものはすべて、あなただけが使うことのできる資源です。
嫌な部分をなくしてしまうと、あなたはあなたとして機能しなくなります。
自分を否定すると、とても苦しくなります。
自分に抗うことは止めましょう。
火星はアクの強さを前面に押し出して、ほとばしる情熱を生きる力に変えていきます。
土星は苦い経験を幾度となく積み重ねて、確固たる力をつけていきます。
欠点と感じる部分も意識の持ちようで、いくらでも強みに変えていくことが出来ます。
人生をともにする相棒ととらえて、欠点とバディーを組んでみてはいかがでしょうか。
星は意識すればするほど、あなたの輝きを増すための味方になってくれますよ。
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