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オタクとフェミニズムが合流した

2023年開始ですね。

実は、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」がフェミニズムを含んだコンテンツだという噂を聞きつけて、2022年12月25日放送分を見てみたので、感想を書きたいと思います。オタクコンテンツがフェミニズムと合流するという私の願いが叶った出来事で、非常にうれしく思っています。

うまく立ち回ることができないと自信をなくしているスレッタにも、気の強いミオリネにも、どちらにも共感できます。特にスレッタは、「自分ががんばらなくちゃ相手にしてもらえない」と自分を追い込みがちになっているのが、過去の自分を思い出させました。ミオリネも、ただ気が強いだけではなくて、スレッタのいいところを見出して、「言いたいことはちゃんと言ってほしい」と訴えていたので、良いコンビだなと感じました。

自信をなくしているスレッタが母親に電話で相談しているとき、「よくあることだとスルーされてしまうの?」とハラハラしていましたが、母親はスレッタの気持ちを受け止めてあげていたので安心しました。

あと、名前がわからないのですが、背広姿の男性が「自分は虐げられていたからお前たちを脅かす。そうなっても文句は言うなよ」と言っているのにも共感できました。

「水星の魔女」がフェミニズムアニメだという評価については、この背広姿の男性の「自分は虐げられていたからお前たちを脅かす。そうなっても文句は言うなよ」の発言から、確かにそうだと思えます。ジェンダー平等の達成がもっと早ければ、一方が虐げられてもう一方が相手を脅かす、といった穏やかでない状況は回避できたかもしれないのに、そうなっていない。「水星の魔女」はそのあたりをうまく描いていると感じました。

これからも、このようなアニメが増えてくれることを願います。

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