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社会運動、イマココ ③反動

いいことばかりでもありませんでした。権利の主張は、強めにやらないと届きません。強めの主張を、これまで目立たなかった人が行ったために出た影響もありました。

フェミサイドが起きました。犯人は、自分は強めの女性が好きだけれども、自分はそういう女性とつきあえないといったことを言っていました。これまでの経験からも、犯人のような個性も守られるべきだと思いますが、女性に切りつけることは許されないし、敵を見誤っているとも思いました。

女性差別が、シスジェンダー女性からトランスジェンダーに飛び火して、基本的にシス女性へのミソジニーとは関係ないと考えられるトランスジェンダーが攻撃されてしまいました。トランスジェンダーは性的マイノリティの中でも特に少数で、トランスジェンダーを守らないと本当に危ないという危機感がありました。

2022年には、ロシアがウクライナを侵略しました。プーチン大統領は、ウクライナが西側につくのが許せないと主張して、今でも泥沼の戦闘が続いています。プーチン大統領は、トランスジェンダー差別でも知られます。

2023年には、イスラエルがパレスチナに侵攻しました。ハマスがイスラエルを攻撃したやり返しだという名目で、やり返しの域を明らかに上回って、パレスチナ・ガザ地区の民間人を殺害しています。イスラエルの選民思想が明らかになりました。人道危機は目を覆うような状態です。

これらの反動は、弱者が強者に抗議し、抗議も正しかったために、強者が危機感を抱いたために起きていると考えています。

(④に続く)

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