夏に見たい映画

夏に見たい映画といえば真っ先に思い出すのは「サマーウォーズ」。

人工知能にハックされたネット上の仮想世界OZ(オズ)を高校生の主人公が取り戻す物語。
夏休みの開放感と、風の匂いと、心地よい喧騒と、冒険心と、いろんなドキドキが詰まった作品。
細田監督作品は夏のシーンが印象的なの多いですよね。
おっさんの俺と、主人公世代ではグッとくるポイントとか違うんだろうなぁ。

俺は、おばあさんがアチコチに電話をかけるシーンがすごく好き。
困っている時に信頼してる人が電話くれて「お前なら出来る」って言われるのってたぶん凄く嬉しくて、自信につながる事なんじゃないだろうか。
あと、ドイツの男の子の「ボクのアカウントをどうぞ使ってください。」。
もう何回も見てるからどうなるか知ってるのに、ドイツの男の子のシーンはグッとくる。

未見で、ちょっと見てやっても良いかな?って人がいたら、とりあえず花札の簡単なルールを覚えてから見るとクライマックスでの興奮が倍ぐらいになると思いますんで、ぜひ!

で、次に思い出すのは「解夏」。
俺の好きな「がんばっていきまっしょい」の磯村一路監督の映画です。

徐々に視力を失っていく主人公の葛藤と安息の物語。
解夏とはお坊さんが修行を終える日のことで、8月15日(旧暦だと7月)がそれに当たります。
修行が始まる日は結夏(けつげ、けちげ)。
主人公が視力を失い、自由の効かない生活が始まる日から修行が始まるとしたら、解夏とは何を指すのか?
と、言う風にかいて置くとネタバレも避けられて良いのかな?

「あれ?『がんばっていきまっしょいは』?夏の映画でしょ?」って言われそうですが、俺にとってあの映画は冬の映画なんですよね。
最初に見たのが1998年10月11日で、映画のラストシーンが「あっという間にくれていくね」「また陸トレの冬か…」で始まるんで、見終わった後に夏の開放感よりも冬に向かう重さみたいなのがあるんですよね。

で、次が「菊次郎の夏」です。
競輪で勝って両手に食い物持ってかけてくるビートたけしの走り方が最高なんですが、それ以上に音楽がたまらないですよね。
あと、井手らっきょ。
ずるいよ、井手らっきょ(笑)
「お前はハゲのおじさんだろ!」のシーン、めちゃくちゃ笑った。

なんか、こう、1シーンだけ取り上げて「このシーンのココが良かった」みたいな事は言えるんですけど、全部をトータルに語ろうとすると難しいんですよね。
劇中の構成とテンポ感で見て初めてあの気分が味わえる。

他にも「ウォーターボーイズ」も、「サマータイムマシン・ブルース」も、「スタンド・バイ・ミー」も、「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」も、アレもコレも見たいんですが、今年の夏も劇場で見たい映画はいっぱいある訳です。

とりあえず、今週末は「バーフバリ 完全版」を見に行こうと思っています(笑)

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